コロナウイルス感染による兆候と症状について
米国のポータルサイトWebMDが毎日送ってくれるニュースレターにコロナウイルス感染による兆候と症状などについての記事がありましたので、取り上げてみます。参考にしてください。1 共通的な症状 コロナウイルスに感染しても症状が出ずに治療しないで治ってしまう人がいます。軽度の症状が出ても自分の免疫力で治ってしまう人も多くいます。しかし、約6人に1人は呼吸困難になるなど深刻な状況に陥ることがあります。あなたが高齢者だったり糖尿病や喘息など他の病気に罹っていると深刻な状態になる可能性はさらに高くなる可能性があります。中国の研究者が集めた情報では共通的な症状は次の通りです。■熱 83%-99%■咳 59%-82%■倦怠感 44%-70%■食欲減退 40%-84%■息切れ 31%-40%■粘液/痰 28%-33% ■体の痛み 11%-35%症状は、ウイルスに感染してから2日~14日で現れるのが一般的です。その他の症状としては・のどの痛み・頭痛・悪寒・鼻のつまり・吐き気・嘔吐・下痢などがあげられます。これらの症状が1つでもあれば、家族は勿論のこと他の人との接触を断つようにします。特別の部屋で寝起きしてできればバスルームの共用も避けるようにします。高齢だったり他の病気があり合併症のリスクが高い時は医師に相談してください。2 症状が重篤の場合下記の症状が1つでもある場合は医療処置が必要です。■呼吸困難■胸部に継続的な痛みや圧迫感がある■唇や顔が青みがかっている■突然の意識混濁できるだけ早く医療処置が必要ですが、診療所や病院に行く前に必ず電話をしてください。そうすることで、あなたの治療の事前準備ができ、医療従事者や他の患者をウイルスから守ることができます。3 検温の方法あなたの通常の体温は他の人より高いか低い可能性があります。また、体温は1日を通じて変動します。一般的に医師は熱があると判断する基準を成人の場合は口内検温器で100.4F(38℃)以上、直腸検温器で100.8F(38.2℃)以上としています。コロナウイルスに接触したと思われる、あるいは何か症状が出ているときは自分自身を隔離して、体温を毎朝・毎晩少なくとも14日間測定し数値の記録をしてください。熱はコロナウイルスの共通症状ですが、時には100F(37.7℃)以下のこともあります。4 共通する咳の種類は?初期調査では少なくとも60%が空咳(痰を伴わない咳)でした。喀痰を伴う咳は3分の1を占めています。5 息切れはどのような感じだったのか?・胸部に緊張感がある・息が正常に戻らない・肺に十分な空気を取り込めない・深い呼吸ができない・息が詰まる・溺れるような感じ・いつもより呼吸が困難・息を吐きだす前に意識的に吸い込む必要がある6 稀な症状は?次の症状は稀ですが発症することがあります。・嗅覚・味覚の異常・伝染性結膜炎・腫れぼったい目・喀血・心臓障害・肝臓障害・損傷7 コロナウイルス/インフルエンザ/風邪/アレルギーのどれに該当する?上記の病気の症状は多くの共通点がありますので確定させるのは困難ですが、次のようなガイドラインがありますので参考にしてください。●上記の病気の症状に加えて「熱」と「呼吸困難」の症状が伴うとコロナウイルスの可能性があります。●「呼吸困難」の症状がなければ、インフルエンザの可能性があります。この場合も他の人に感染させないために自分を隔離することが必要です。●熱がなく、「目がかゆい」「くしゃみが出る」「鼻水が垂れる」場合はアレルギーの可能性があります。●熱がなく、目のかゆみもなければ風邪の可能性があります。コロナウイルスには軽度で済むものから重症化するものまで幅が広いので診断するのか困難です。気になるときは医療機関で診断を受けてください。