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カテゴリ:読書
近世、主に江戸時代で感染症が庶民の生活にもたらした影響をテーマにした一冊。
江戸時代は現代なみに精神の病があったと言うこと。治療法は息抜きになっていて、まあ狭い日本社会に閉じ込められていればそりゃ精神的に苦しくもなるよなと実感。 最近また流行りだしてる梅毒も、江戸時代は風俗が娯楽だったため相当数の感染者が普通に生活していたが、中国の医学書が普及しだすと、遊女に発生する病気と認識されていたとか、なかなかの酷さ。 疱瘡や麻疹、インフルエンザ、コレラなど日本を何度も襲った流行り病に対しても民間が作り出した薬や種痘の摂取(江戸時代にもう始まっていたのは知らなかったです)など必死に対応していた人々。最近のワクチン拒否派を見てると昔の人の方が危機感が強かったんだろうなと思いました。 近世感染症の生活史 医療・情報・ジェンダー お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.05.21 21:26:16
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