|
カテゴリ:生命(いのち)のメッセージ展
命日早朝、現場に花を手向ける。 これは息子の為ではない。 そこを通る加害者の会社の運転手達に、決して忘れるなと言う思いと、二度とココで事故を起こすなと言う警鐘の為。 その足でお墓参り。 真っ暗だった墓地に花を手向けている間に、空が次第に明るくなって行く。 今日は晴れだな・・・ 一人つぶやく。 命日である8日は、息子の新たなる誕生日。 そして、翌日9日は三年遅れの成人式。 初めて家を空け、岡山に。 息子を誕生させるべく。 肩こりさんが同行してくれた。 心強い。 米子から、ママリンさんも旦那様と来てくれた。 ありがたい。 岡山では、昼食後は取り敢えず肩こりさん達とは別行動。 会場である岡山ドームに着くと、すでに準備が整っていた。 硬質発砲を、使い慣れぬ大きなカッターで切り抜いて行く。 アドバイスを聞きながら、思いを込めて。 どのくらい時間が過ぎただろう・・・ 新しい息子誕生。 喜びが溢れ出す。 係わってくださった皆さんに、感謝の気持ちでいっぱいになる。 恐ろしいくらいの偶然が重なり、誕生した息子。 偶然? いや!必然か・・・ 今日、三年遅れの成人式。 溢れんばかりの新成人の中で、静かに仲間と佇む息子。 感無量。 ドームを後にし、帰途に着く前にホテルのラウンジでコーヒーを肩こりさんと飲む。 ゆったりとした椅子に座り、コーヒーを飲みながら色んな話しを。 突然、緊張の糸が切れたのか、疲れがどっと押し寄せる。 身体が、どこまでもどこまでも沈み込むような、強烈な疲労感。 不覚にも涙。 人前では滅多に見せない涙・・・ 何の涙か、自分でもよく分からない。 喜び、哀しみ、悔しさ。 複雑に絡み合う。 何で息子はオブジェなんだろう・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[生命(いのち)のメッセージ展] カテゴリの最新記事
|