2006/09/24(日)21:47
夏の思い出: 結婚指輪マルマラ海に沈む・・・
この夏、短いバカンス(3泊4日)をERDEK(エルデッキ)で過ごすこととなった
ワタクシたち。
(ワタクシは介護の関係で、日本に2週間行くことになっていたので・・・)
エルデッキ、あんまり知られておりませんが、ブルサから車で2時間、イスタンブルからは
イェニカプ=バンドゥルマ行きフェリーで行くことが出来るので、マルマラ周辺の
都会人には結構人気らしいです。
ラクンは高校時代にキャンプで来たことがあるそうで、「きれいだった~~~・・・」と
思い出に耽ってたと思ったら、バスの予約センターに電話してました・・・
ワタクシたち、至れり尽くせりのホリデー・ビレッジを探していたのですが、
インフォメーションのおっさんに「そんなもん、ここにはない!」と一喝されてしまい、
仕方なくビーチ沿いのペンションに。
ビーチには湘南・江ノ島海岸顔負けの、ひと・ひと・ひと!!
「オレはプライベートビーチのあるとこでのんびりリゾートしたかったのに、
なんでこんな芋洗い状態の公共浴場でバカンスせなあかんのだ?!」
・・・あんたがエルデッキに決めちゃったんでしょーが・・・
(人気がないと、いい感じ)
ワタクシらは気を取り直し、荷物を置き、早速ビーチへ。
ラクンはまだふてくされて、ビーチで新聞読んでます。
ワタクシは年甲斐もなくピンクのビキニで、おなかを太陽に当てて(冷え性なんでね・・・)
背泳ぎしてたら、アッラーの天罰が下ったのでしょうか・・・
・・・指の間から、なにかがシュルルルル~と。
・・・抜けちゃった・・・?
ギョエ~~~!!!結婚指輪が逝っちゃったよ~~~~!!!
ラクンはワタクシのことなんかお構いもなくビーチで打ち上げられたマグロ状態。
(以下青字:ワタクシの心の声)
どうしよう!どうしよう!潜って探そうか?!
でもそしたら目の中のコンタクトが流れちゃう!
でも結婚指輪には代えられない、潜っちゃえ!!
ワタクシ、海女さんのように潜ろうとしました。
しかし哀しいかな、ワタクシのタウシャン・ポポでなく、コジャ・ポポ(大きなおしり)が
それを許してくれませんでした・・・
・・・おしり、浮かぶなあああああ~!!!
その間にも波は行ったり来たりで、足元の砂も行ったり来たり・・・
ここから「ラク~~~~~ン!!」って叫んじゃおうか、
それとも「イムダ~~~~~ト!!(助けて~~~!!)」って叫んじゃおうか?
それとも「バカル・ムス~~~ン!!(すいませ~ん!!」かな?
どっちにしてもジャポンのワタクシが叫んだら大騒ぎだな・・・
ワタクシ、とうとう諦めて、それでも一応場所は覚えておいて
ビーチに引き返しラクンに報告。
「あのさー・・・悪いこと起きた・・・」
「・・・どした?」
「・・・結婚指輪、逝っちゃった、うみんなかで・・・」
「・・・じっでぃーおらまずすん(そんなこと有り得るかよ?!)」
「ほんと。」
「・・・」
その後ラクン、すくと立ち上がり、近くの水遊び中子供たち15人ほどを招集。
(まるで小学校の水泳の授業みたい・・・)
海の中にゾロゾロ引き連れてなにか指示してる・・・
「はでぃ、ちょじゅくらる、いーか、よーく聞けよ!この指輪の小さいのが、
ここらへんに埋まってるからな!!これを見つけたヤツには、100リラやる!!
はい、はじめ!!」
すごい!子供たち、ワタクシがなくした周辺の半径2-3メートルの範囲で
水中眼鏡付けて潜りまくってます!!(鵜飼いの鵜状態)
一緒にラクンもすごい水しぶきをあげて潜ってます・・・(こわー)
・・・約1時間経過・・・
・・・ラクンと子供たちの頑張りの甲斐もなく、やはり出てきませんでした・・・
子供たちにはお礼を言い、ワタクシはまだしょんぼり・・・
「・・・指輪はまた買えばいいよ。指輪じゃなくてタウシャンが流されなかっただけ
ありがたいと思わなきゃな。」
そのあとラクンはまた打ち上げられたマグロのように寝っ転がってました。
やはり、あのピンクのビキニが
不幸を招いてしまったのでしょうか・・・
これから海に入るときは、こんなスタイルじゃないとダメでしょうか・・・?
(カパルさん用スィム・スーツ。雨の日の自転車通学で着たようなレインスーツに
ちょと似てる・・・。)