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友人が副理事長を務めている「NPO法人 豊かな地域つくり研究所」の定期講演会が、6月1日長野市内で開かれたので参加してきました。税理士として「地域社会の再建に貢献しなさい!」と関東信越税理士会小林会長の提言があり、参加を申し込みしたとの単純な動機でしたが。素晴らしい内容で、これからの世界経済・政治変化につき見る目が出来たような気がしました。
講師は、あらた監査法人 あらた基礎研究所 安井肇所長、演題は「世界経済の現状と日本の課題~課題解決先進国としての優位性~」でありました。講師は「日本は世界有数の奥行きのあるマーケットであり続ける。2050年を展望してもインド以外に国にはGDPで抜かれる可能性は少なく、高齢化に対応したビジネスモデルの開発は、いずれ中国で使える・・・」と話された。
日本企業には3つの発展の方向性がある。(資本市場との財務報告基準は 1,グローバル市場にOne Brandで挑むグローバル企業:IFRS強制適用企業 2,中国(人)を最終消費市場(者)と見立てた東アジアで活躍する企業:IFAS任意適用企業 3,国内市場のみを深耕する企業:日本基準の強制適用企業
現在生きている我々はこれから、「どう活路を見出すか? ~変化の激しい時代、どうやって生き抜いていくか?」について、講師は次のように話された。 1,グローバリゼーションの進展とITの進化が著しい時代を迎え、「変化」をおいかけるだけで多大な労力を要するが、市場の動きに翻弄されることなく、業績を重ねる。 2,本質を見極める能力を磨く、「なぜなのか?」を自問自答し、本質的な動きのその先を読む。 3,自ら「新しい風」をおこす
現在、「世界経済は「大いなる不安」の20年間物価安定・経済拡大・資産価値上昇の経済環境は終わり、長期間の安定と拡大から、混乱と変動の時代に突入してしまった」と云われています。事業経営でも戦略的失敗は、企業存続の危機を迎えることは明らか、冷静に経営環境の変化を見極め、意思決定を行うことが必要になっています。かって、鎖国で閉ざされた市場から、開国・近代産業として事業を発展させた先人の智慧に見習うべきであります。
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Last updated
2012.06.03 10:55:00
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