2005/09/08(木)22:16
『わんこでも わかる栄養学』 脂質1
こんばんは
今日で開設7日目 そろそろネタ切れ(早い!!)
というか 書きたいことは色々なんですがねぇ
って ことで ちょっとまじめに栄養学を語ろうかと思います。
もちろん あちこちでちゃんと書かれてると思うんですが
初心者向け 噛み砕きで続けようと思います。
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第一回は 「脂質」
カロリーが高いとかコレステロールとかで
一番関心のある栄養素なんじゃないでしょうか?
脂質は1g=9Kcalと熱量が高く エネルギー源とされるほか、
体の構成に必要で 生体膜には多くのコレステロールが存在してます。
食品を構成する脂質は ほとんど「油脂」です。
油・・・室温で液体 (サラダ油、オリーブ油など)
脂・・・室温で固体または半固体 (豚脂、牛脂など)
脂質は1個の「グリセリン」に3個の「脂肪酸」がついたもので
「脂肪酸」の種類の違いが 油脂の性質や栄養価の違いになります。
油脂 グリセリン 脂肪酸
CH2OCOR1 CH2OH HOOCR1
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CH2OCOR2 ← CH2OH + HOOCR2
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CH2OCOR3 CH2OH HOOCR3
つまり 上記のR1~R3の部分が 色々なんです。
主な違いは 炭素の数(鎖の長さ)と
鎖の中に二重結合といって四本の手をもつ炭素が水素などではなく 鎖の炭素同士で
2箇所つながった状態を持つかどうかです。
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ーC=Cー -C-C-C-
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二重結合 単結合
一般に炭素数が少ないほど融点が下がり、室温で固まります。
二重結合をもつ脂肪酸を「不飽和脂肪酸」といいます。
二重結合って 簡単に言えば 人と人が両手をつないだような状態で
すっごく不安定なんです。 で 片手を離したくなる。
離した手に「活性酸素」などがくっつきやすいので
『不飽和脂肪酸は抗酸化作用がある』ってことになります。
不飽和脂肪酸も二重結合の数によって性質が変わってきます。
二重結合数が4つ以上もつ脂肪酸を高度不飽和脂肪酸といいます。
DHAやEPAはこれにあたります。
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ってところで 頭が飽和状態でしょうから 今夜はここまでv