2005/10/29(土)21:00
『わんこでもわかる栄養学』 たんぱく質1
こんばんは♪
早速 たんぱく質の話
人の体は 水分と骨を除くとほとんどがたんぱく質です。
筋肉、各臓器、組織、毛、爪といった構成成分。
そして体のバランスを保つホルモンや化学反応を助ける酵素 抵抗力をつける免疫体も
たんぱく質で構成され 私たちの体はたんぱく質で出来ているともいえます。
1gあたり 約4kcalのエネルギーをつくります。 が、たんぱく質からエネルギーを得ようとすると
本来の働きができなくなるので 糖質・脂質と一緒に摂ることが大切です。
たんぱく質も摂取量が多すぎると 体内では糖質・脂肪として貯えられます。
つまり 体脂肪になっちゃうんですね~
たんぱく質は約20種類のアミノ酸がさまざまな順番や割合で結合したものです。
体中にとり入れられたたんぱく質はアミノ酸に分解されて、
体内の働きに必要なそれぞれのタンパク質に生合成されます。
アミノ酸の中には 人の体内で合成されない「必須アミノ酸」と
合成することができる「可欠アミノ酸」があります。
たんぱく質の栄養価は 必須アミノ酸によって決まります。
必須アミノ酸・・・9種
イソロイシン・ロイシン・リジン・メチオニン・スレオニン
フェニルアラニン・ヒスチジン・トリプトファン・リジン
その他の呼び方
BCAA(分岐鎖アミノ酸)・・ロイシン・イソロイシン・バリン
AAA(芳香族アミノ酸) ・・フェニルアラニン・チロシン
含硫アミノ酸 ・・メチオニン・シスチン
アミノ酸が結合することや 結合したものを「ペプチド」といいます。
おやぁ んじゃぁたんぱく質とペプチドの違いは????
ペプチドとたんぱく質の間に明確な区別はありませんが、だいたいアミノ酸の数が
100個以上のものをたんぱく質と呼んでいます。
最近「ペプチド」が取り上げられるのは、アミノ酸1個で体内に取り込むより、
2、3個結合したペプチドの形で取り込んだほうが吸収が早く、効率が良いということなのです。
ただし、疲労回復や筋肉増強について、そのメカニズムはまだ解明されていません。
明日は「たんぱく質の栄養価」についての予定です