TCHAIKOの楽屋

2021/06/06(日)18:48

九響定期演奏会

クラシック音楽(173)

九州交響楽団の定期演奏会へ。曲目は、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番と、ショスタコーヴィチの交響曲第15番。元はと言えば、近年ショスタコーヴィチにハマっている自分が、滅多に演奏される機会がなさそうなショスタコーヴィチの15番を聴きたくてチケットを取った(九響がショスタコーヴィチの15番を演奏するのは初めてらしい)。 はじめは外国人指揮者とピアニストが出演する予定だったのだが、このコロナ禍にあって来日ができないということでともに日本人に変更となり、なんとピアニストは反田恭平に変更!これは思いもよらぬラッキーだと思った。 反田恭平のラフマニノフには、冒頭の一音でぐっと体ごと引き込まれたような感じがした。今までにこの曲をホールで何度か聴いたことはあるけれど、こういう経験は初めてだったように思う。ショスタコーヴィチの15番も聴けてよかった。交響曲的でない交響曲。 2階席で聴いていたのだが、ショスタコーヴィチ終演後、拍手の中ですぐに客席を立つ人が。何の気もなしに目をやると、なんと反田恭平さんご本人だった!聴いていらっしゃったのか!!手を伸ばせば届くところを通り過ぎていく反田さん。思わずご本人にその拍手を向ける。気づいてくれたのか、目が合って会釈された(ような気がした)。そして、客席を出る反田さんをまじまじと見つめ続けた。こんなことってあるのね。休憩中は割とギリギリまで席を外していたので、反田さんが客席に入ってきていたのは知らなかった。 ということで最後はそのサプライズまでもが強烈な印象を残した演奏会。 なんだか今年は演奏会スイッチが入っているなー。たくさん行きたい。本日は、指揮者の熊倉優さんも反田さんも20代。若き才能であるが、このあと取っているチケットは60~80代の日本の巨匠指揮者が目白押し。

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