今回の田母神元幕僚長の論文について、防衛省は即更迭した。私はこの防衛省の処分には賛成だ、ただし田母神氏の論文が全て謝りだとは思わないが、匿名のブログで持論を公開すべきだったろう。自衛隊の制服組のトップとしては不適切だった。
私は我が国が敗戦となり、戦後補償・賠償に応じたことで敗軍の将、兵を語らずではないが、負けた以上、侵略する意図はなかったと言っても通用するわけがない、必要以上に自虐史間を持つことはないが、負けたという事実は受け止める必要はある。勝てば官軍、負ければ賊軍である。戦争に負けた我が国は賊軍でしかない、マッカーサーは自衛のための戦争だったと言ったが、侵略戦争だろと言われれば負けた以上、認めざる得ない。また認めたから二国間条約で、戦後賠償・保障を行ったと思う。理由はどうあれ賠償金を払った以上、侵略する意図はなかったとしても、侵略したと認めざる得ない。我が国が侵略する意図がなく、でっちあげのこというのであれば、まず賠償金・補償金の返還を求めることが筋のはずだ。慰安婦や連行等の自虐史観に満ちたこれ以上の賠償を行う必要はないが、負けたこと、賠償したことの事実は消えないし、戦争で犠牲となった人達が帰ってくるわけでもない。田母神氏は自衛隊を退職してから論文をかくべきだった。言論の自由だと言って何でも主張するということは間違っている、サヨクの日の丸、君が代反対と同じレベルになる。少なくとも制服組のトップが主張するのでは、卒業式に起立しない教師と同じレベルになってしまう。退職してから意思を示せだろう。
ただし今回麻生首相は村山談話を踏襲すると表明したが、私は村山談話を再度検証する必要があると思うし、また敗戦後の賠償や補償についての談話も必要だ。お詫びだけが先行し、戦後賠償を行った事実や二国間条約の内容についても発表するべきだろう。自虐史観のサヨクも中韓の国民も我が国の戦後処理についてあまりにも理解していない。民主党政権になったら村山談話の踏襲なんてことは言って欲しくはないものだ。
最終更新日
2008.11.11 18:13:47
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