suburb日記

2011/04/25(月)10:27

父の奇跡

春夏秋冬(121)

来年で70歳になる大好きな大好きな父 実家は、武田信玄の家臣「金丸氏」の家系で、戦で落ち延びて、山梨から実家にある地に居を構えました。 父で39代目になります。 家系図が過去の火災や戦争を逃れ、かろうじて残っています。 (余談ですが・・この家系図には、武田家のサインが始めに記されていて、実家の苗字の由来や、家紋の由来、江戸時代は、大野郡の旗本で、年に200石の石高だったことや、どこへ養子にいったとか、水害があったとか、当時の様子が記されていることもあり、父がいなくなったら、誰が管理するのか。。と思います) でも、もう後を継ぐものがいなくて、父は言いはしませんが責任を感じているのがよくわかります。 だからか、最近、自分が出来る範囲で、私たち姉妹(嫁いだもの)に迷惑をかけないように、身辺整理を始めているように感じます。 その一つが・・・ この鳥居を作って、祖祖父が残した「御岳様」をキレイに祭りなおしました。 (祖祖父は、神主を下呂市にある里宮神社でしていて、御岳山にこもり、修行を重ねていたそうです。その関係で、家の近くにも、祭っていたそうです。) 昔から小さい社だけ山中にあったのですが、長い年月の間に、その山も他人の手に渡り、社近辺だけが、今でも実家の持ち物だそうです。 父が、年末年始など、時折、山に登って、管理はしていたそうですが、そうはいかなくなる時がくると、感じたのか、誰でも参っていただけるように、社を作ったそうです。 私は、実家の近くにありながら、初めて、優と一緒にお参りしてきました。 風呂敷マントを着けて、変身したままの優は、初めての山登りに、変身しても、やっぱり一人では、登れない様子。。(ツナギを着ているのは父です。。) 思ったより、急な山道で、振り返ってみると・・・もう、入り口の社が、見えるか見えないか・・ 途中には、山椿や・・ 山ツツジが・・・ 「こうゆう、山に咲く自然なツツジには、虫がつかない!!」 と父。 そんな些細な会話も楽しく・・ すぐに、着くのかと思って、軽く考えていたのですが、登り始めて10分。。 「まだァ・・!!?」と思わず言ってしまいました。 「これくらいの、道、登れなんだら、どうするんだ!!ご利益がないぞ!」 と叱られながら・・・ 絶対、一人では、これないな・・と思うくらい、振り返るとすっかり山の中。。 「お父さん、一日に2回も3回も登るぞ!!」 と軽く言ってましたが、コレ、ちょっとしたトレーニングですよ ようやく、社に到着 優も、初めての山に楽しそう== 社の隣には、馬?のような動物に、立ったまま乗った人の彫り物がある石。。 立っている人は、なにやら剣と何かを持っています。そして、背中には羽?のようなものが。。 この山だけでなく、一体全ての山や土地が、昔は実家の持ち物だったそうですが、戦後少しづつ切り売りしていって、今やこの社がある部分と、登ってきた道のみを所有しているだけだそうですが、「実家の社」とゆうことではなく、これからは、誰もがお参りしてほしいそうです。 実際、既に各務ヶ原のほうから、病気の快気祈願にみえているかたが、ガン治療で、どんな治療でも快方に向かわなかったのに、お参りした翌日から、食事が美味しく食べられるようになり、医者も驚いている。とゆう方がみえるそうで、父も喜んでいました。 社の入り口まで戻ると・・・ 集落が見渡せて、いい眺めでした 私には、何が出来るのだろう・・・ と思いますが、時間が解決してくれる。とゆう結論に至っています。 「お父さん、120歳まで、長生きしてね来世では、結婚しようね」

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