カテゴリ:薬科大学
さえ:
サイトフルオロメーターがやっと二年前に薬科大学に入って、それ以来それを使いたい人たちが測定室に門前列を為す状態ですよね。 前にいた研究所もそうだったけれど、この機器は使いたい人が操作を覚えて、自分で機器を操作していました。日本ではどこも使う人が操作します。 しかしここでは大学に一台しかない機器で、だからでしょうか、操作するのは校長研究室の、いわゆるTeacherです。 そのTeacherも自分の博士論文のための仕事も忙しいので、週に二回の午後だけ機器を使う測定に応じてくれます。 あらかじめ予定表に書き込んで、使いたい学生はそれに合わせて実験をして細胞を持っていくと、測ってくれるわけです。 以前の担当のTeacherはとても良い人でしたが、今度若い男の人に代わったら、どうもデータがおかしいみたいだと言う声が出ているみたいです。 抗体などで細胞を処理するのはこちら側で、Teacherは機器の操作だけですから、ゲートの掛け方などの操作が何処かおかしいのかも知れません。でも、こう言うのは、こちらは機器の専門家ではないし、どう対処したらよいか分かりませんね。 どうしたらよいか分からないことに、もう一つあります。 何時もはその測定室のドアに紙が貼ってあって、1週間前から測定の希望を学生が書き入れるようなっています。うちの学生の朱さんが書き込んで、その測定できる日に細胞を処理して、試料を持って行って見たら、部屋が締まっていました。 あちこちに尋ねてみると、その担当の若い人は、直前にこの日は測定できないと言い出して、周りの人に言って測定をキャンセルしたそうですが、朱さんには伝わっていませんでした。 それでその後、朱さんはその先生に「測定をキャンセルするなら、申し込んでいた人たち全員に伝え、さらにドアに掲示を出しておいて欲しい」と言ったら、その人は、猛然と怒り出したそうです。 前にも、測定予定時間に前の人の試料の分析が終わらずに1時間も待たされて、細胞の状態が良いかどうか怪しい実験になってしまったので、そんなことのないように申し入れたら、それも、「そんなこと言ったってこっちは働きづめなんだ」と、言って怒られたそうです。 このことを彼女から一方的に聞いただけですし、相手に、あるいは他の人に確かめたわけではないですが、直ぐに怒り出す人って、扱いに困りますね。 一般化してはいけないでしょうが、自分が偉いと思う人は自分が偉いことを人に見せつけたがって、威張り散らす人が、この中国にはいるみたいです。怒るのも自分が相手よりも上だと思っているから出来ることですね。 今のところ、この問題にどう対処して良いか、具体的な解決策を思いつきません。 やれやれですね。この大学にある唯一の文明の利器なのにね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.05.31 08:38:54
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