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山形達也84歳の心理学

2014.06.23
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カテゴリ:研究室風景
さえ: 

今年の卒業研究生は二人でした。蘆思竹さんと、秦翌陽くんです。ふたりとも90年代生まれで、中国が豊かになってから育っています。のびのびした明るい性格で、活発で、晩会では舞台でモダンダンスを披露する腕前ですが、成績も優秀、それも試験の成績が良いだけではなく、何時も自分の頭を生き生きと使っていて、付き合っていてとても嬉しい学生です。

蘆思竹さんはFBJ-LL細胞とFlow Cytometryを使って、秦翌陽くんはRAW264.7細胞とを使って、細胞のカルシウム濃度を調べて、見事な結果を出しました。FBJ-LL細胞はカルシウム濃度を測定する色素であるFluo4を取り込ませたあと浮遊細胞にできるのでFlow Cytometryを使って調べることができました。一方のRAW264.7細胞は頑固で培洋皿から離れにくい上に、直ぐにくっついてしまうのでFlow Cytometryを使うことはあきらめ、Fluorescence Variscanを用いたのです。今回の卒研生には研究の方向を指示しただけで、細かなことはポスドクの暁艶に任せました。暁艶はかれらの相談に乗りながら、彼らが主体性をもって考えて実験をすることに主眼を置いて指導し、研究を進めさせました。今回のそれは成功したと思います。

この結果を単独では論文にするにはあまりにも簡単すぎるので、このあとはメカニズムを解明する実験を加えれば良いと思っています。

卒業研究の発表は、本文5分、質疑が3分のところを、蘆思竹さんは11分、秦翌陽くんは14分も演壇に立っていたほど、熱のこもった発表内容でした。

打ち上げの晩会は、東北大学近くの四川料理の店で、お隣の邸老師の研究室と合同で行いました。お隣りは大きな研究室で学生も多いので、ぼくたちの人手不足を時々補ってもらっていますし、ぼくたちに足りない研究費を別の意味でカバーすることでも助けていただいています。最後の晩会が十人では寂しいんじゃないかと言うことで、合同の晩会が提案されました。邸老師の研究室は四十人も学生がいて、その殆どが女子学生です。ぼくの悩みは彼らみんなが若くて、美人で、元気がよいのになかなか顔が覚えられないことです。廊下ですれ違うとき、誰ににっこりしていよいか、悩みです。そうかといって誰にでもにっこりしていたら、頭のおかしな奴だと評判が立ってしまうでしょうし。

1年前の学生を送り出す晩会では、Samuel UllmanのTheYouthという詩を引用して皆に話をしました。でも、誰も覚えていないのですよ。

ま、そんなものですね。ぼくだって新聞に載るくらいの東大総長の式辞の中の片言隻語の一つも、そのときでさえ、覚えていないのですものね。

それでも何か言わないと格好つかないと思って、しかし自分の考えを言える程大して老成していませんから、今回も人の言葉を借りました。自動車王と言われたHenry Fordの言葉です。

Anyone who stops learning is old, whether twenty or eighty.
Anyone who keeps leaning stays young.
The greatest thing in life is to keep your mind young.

というものです。

Next time when we see together, do not be the oldest among us!!! (笑い)

と話を締めくくりました。

学部の卒業生で、蘆思竹さんはUniversity College of London 薬学部、秦翌陽くんは千葉大学医学部、ずっとぼくたちのセミナーに出ていた葉王可くんは名古屋市立大学薬学部、劉順俊くんは九州大学先導物質化学研究所の修士課程に進学します。

修士の卒業生の、張雪城くんは瀋陽の抗体生産の会社に研究員として就職、林音知さんは愛知学院大学の博士過程に進学します。

暁艶さんは日本でポスドク。

王一任くんは張景海老師の研究室で博士号を請求するための残りの研究をします。曹発楊くんは張栄老師の研究室に戻って修士課程を続けます。

全員の健勝と発展を祈っています。






最終更新日  2014.06.23 07:14:37
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