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山形達也84歳の心理学

2017.05.19
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カテゴリ:健康問題
「だまされないで!」 このようなタイトルのチラシが新聞と一緒に配られてきた。地域の人たちが警察と力を合わせて、振り込め詐欺などの被害から自分たちを守ろうという運動だ。

「振り込め詐欺」に注意しようという電話は警察からも時々かかってくる。婦警さんの言葉を一生懸命聴いて、おおいに気をつけようと思っている。

社会的弱者から金をだまし取ろうという卑劣な人間は、普段から抜け目なく人の弱点を探っているに違いない。幸い、ずる賢い人はぼくの身の回りにはいないが、インチキ商品を売りつけようという人たちは世間に山ほどいるのだ。

ぼくがまだ中国にいるころ、日本ではでは水素水というのがもてはやされていた。やっとこの頃では嘘がバレて終焉したみたいだが、科学の衣をまとうこの手のインチキは後を絶たない。しかも大手の会社がこれに加担している。

『かつては、1gで3,000万円!
 新しい力に注目が集まる軟骨成分「プロテオグリカン」』

『これまでは抽出が難しいとされ、1gで3,000万円もする高級原料だったプロテオグリカン。近年「氷頭(ひず)」と呼ばれるサケの鼻軟骨から抽出する技術が開発され、スムーズな歩みをサポートする新しい力として大きな注目を集めています』

年を取って運動能力が低下した人に、これを飲むと若々しさが取り戻せると宣伝している商品の内容の一部に、このように書かれている。

プロテオグリカンはたしかに軟骨の大事な成分だが、分子量は数百万の大きさである。タンパク質の心棒に、これもこの手の健康に役立つとうたわれているコンドロイチン硫酸の鎖が数百本も(モップの先のように)付いている巨大な糖タンパク質だ。付いている糖が巨大な鎖で、この分子の性質がこちらの糖の鎖の性質で決まるので、特にプロテオグリカンと呼んでいる。

こんなものを身体が、腸管からそのまま吸収するわけがない。消化管でコンドロイチン硫酸は単糖にまで、タンパク質はトリ-・ジ-ペプチドにまで分解されてから吸収されるから、1gで3,000万円は影も形もなくなってしまう。

つまり、プロテオグリカンを配合したクスリを飲んだからと言って身体に特に良いことはまったくない。それなのに、こうやって1gで3,000万円だったのものが入っていると言ってありがたそうに消費者に押しつける。

プロテオグリカンが軟骨成分というのは正しい。かつては抽出に1gで3,000万円掛かったというのも正しい。でも、これを飲めば体にいいと思わせるのは、科学の名を騙った詐欺である。

これは超有名な会社だ。ぼくはこの広告を見て以来、この会社の製品は、ビールも、発泡酒も、ウーロン茶も、お茶も、ジュースも一切買うのを止めた。






最終更新日  2017.05.20 10:08:08
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