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山形達也85歳の心理学

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2019.12.04
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カテゴリ:友だち
10月16日水曜日、小学校の同期会が開かれ、29人が集まった。

場所は丸の内センチュリーホール。明治安田生命ビルの地階にあるクラブで、戦前の建物で室内の大理石の壁面は重厚な造りである。同期生の一人がこのクラブの会員で、招かれてここで一緒に食事をしたことがあり、その時こんな立派な所でもReasonableな会費で集まりが開かれると知って、私たち幹事一同ここでの開催を決めたのだった。

今回の集まりの次第は小学校のWebsiteの記録に載せたが、今回の集まりが私にとっていつもと違っていたのは、皆の前で20分間の講演をしたことである。

私は中国から帰ってくるまで小学校の同期会にずっと出ていなかったので、同期生が現役時代にどういう仕事をしてきたかをほとんど知らない。だから、懐かしい顔を見ながら昔話に耽るだけでは残念で、私は同期生の生きてきた人生の物語を聴きたいと、かねがね思っていた。何よりも、小中の頃に仲良かった友だちはほとんどもう世を去っていて、わたしには昔懐かしと言っておしゃべりする旧友がいないのである。

中国から帰国して久しぶりに参加したのが2015年の同期会で、たちまち次期幹事に任命された。

それで次の同窓会の担当幹事の集まりで、誰もが学校を出てから何十年と生きた間にそれぞれに積み重ねたものがあるから、二〜三人の人たちに、それを話してもらう機会にしたいと、私は主張した。しかし「そんな話を聞くより、昔の仲間とおしゃべりをする方が大事だわ」という古池の主に反対されて、2016年には実現を見なかった。

今回また幹事を引き受けたが、今回の幹事の一人が集まりの催しものとして、私と同じような主張をしたのだった。もちろん、わたしが大賛成だったのはいうまでもない。

でも困ったことに彼は「山形の話が聴きたい」と熱心に言うのだ。私が同期生の二〜三人の公演を聞こうと言うのは自分が話すためではないから、幹事の集まりではその都度辞退したのだった。しかし彼は自宅にまで電話をかけてきて「君の話を聴きたい、ぜひ話してくれよ」と言うに及んで、ついに断りきれずに話すことを引き受けてしまった。

ちょうどちょっと前に、NHKで『NHKスペシャル シリーズ人体Ⅱ 遺伝子 "DNAスイッチ"が運命を変える』の再放送を見ていたので、これこそみんなが聴いて興じてくれる話題だと思った。分子生物学の技術を使って研究をしてきたし、講義もして来たので、大学をやめて以来研究論文は読まなくなったけれど今でも遺伝子関連の本は出版されるたびに読んでいる。

演題「あなたの遺伝子は変えられるか?」

今は遺伝子の世紀と言われている。

わたしたちの身体の作りは遺伝子が決めている。遺伝子が全てを決めているので、頑張って勉強しても先がしれていると、誰もが思ってしまった。

しかし、ヒトゲノムが解読されてから20年の間に、それぞれの遺伝子の働きはその人の置かれた環境(食事も含む)、その人の意思(自分が置かれる環境はその人が決めている)で変わることがわかってきた(ミツバチ、一卵性双生児や宇宙飛行士のCaseなどを例として挙げた)。

わたしたちは今まで82〜83年間をさまざまな環境の中で生き抜いてきた。恐らく、長生きのために良い働きをする遺伝子が発現したのだろう。

幸せな気持ちを持つことは良い遺伝子の働きを高める。元気に声を出すと、ナチュラルキラーセルが、そして長生きを助けて来た遺伝子が、活性化する。さあ、立ち上がって、みんなで声に出そう!

 「百歳まで元気に生きるぞ!」
 「百歳まで楽しく生きるぞ!」
 「百歳まで幸せに生きるぞ!」
 「百二十歳まで幸せに生きるぞ!」 

80歳以上のじいちゃん・ばあちゃんたちが拍手喝采。。。

時々思いますが、人を楽しませることが好きだった母の遺伝子がぼくにも伝わっているみたい。時々バカ丸出し。





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最終更新日  2020.04.18 08:00:19
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