わたしのブログ

どういう意味なのかはわからないけれど、
どうやら私に好意を寄せてくださっているらしい。
メールが頻繁すぎる。
私はわりに律儀なので、公私問わず、来たメールには
必ず返事をする。
そうすると、またあちらから来る。
止まらなくなってしまい、止む無く、返信を止めた。
そしたら、またおっかけメールが飛んできた。
日に2回。3回のときもある。
少々負担に思ってきたし、もう書くこともない。
私も好きな相手ではあるけれど、
好きの意味は彼とは全然違う。

その方は家族のある方だし、
社交的な上に社会的な立場もある方だから、
そうそう軽々しい言動を取るとは思えない。
でも、ちょっと重いのだ。

私が「付き合っている人がいるので、ふたりきりでは会いません」
とは言えちゃえばいいんだけど、
まさに振られるかもしれないぎりぎりの崖っぷちにいるので、
そんな強気発言はできない。
彼が私にそう言ってくれれば、喜んで「もう会いません」も
言えるのに。
彼がアメリカにいて、簡単に会えないとしても、
そう言ってくれるだけで勇気が100倍なんだけどな。

もし相談したら、
「またー？」とか言って、非難されそうだ。
「おまえがまたなにか色目でも使ったんじゃないのか？」とか言われそうだ。
そうじゃないんだけどな。
でも、世間ではそうなのかな。
昔からの仲良しだから、ちょっと気楽に接しちゃったのが
悪かったのかな。

昔だったら、付き合っている頃だったら、
「なにー？」って笑いながら怒った振りをして、
「もう会わないって行って来い」なんて言っただろうな。
そして、
「俺がいるのに、何でおまえはそうなんだ？」って、
笑いながら説教されるんだろうな。

昔からそうだった。
彼氏がいても、「ご飯食べに行こうよ」って言われれば、
ご飯くらいならって、食べに行ってしまった。
必ず彼氏がいることを先に告げた。
嘘をつきたくなかったし、深みにはまりたくも無かったから、
ただ、ご飯に行っているだけだとわかってもらいたくて。

でも、男性というのは、そういうシチュエーションに燃えるのかな。
彼氏がいても、誘えばついてくるということは、
俺にもチャンスがあるということなのか？と思うのかな。
そんなことで退いていった人はいなかった。
だから、そこそこ誰とでも仲良くなった。
もちろん、なにもしない。話をして食事をするだけで
手もつながないし、キスなんてありえない。
そこは絶対的に。勘違いはさせない。

それで、仲良くなって他の誰かと遊びに行くたびに思うんだ。
「あーあ、彼との方が楽しいな」って。
だったら、なんで？と思うかもしれないけれど、
もしかしたら、他の人と遊びに行くことは、
彼が大好きなんだということを改めて確認するための儀式だったのかもしれない。
だいたい、他の人のほうが楽しかったら、そっちと付き合うよね。
そんな風になったことは、一度も無いからね。
でもきっと、毎日毎日彼と会っていると、
行く場所も話すこともマンネリして、飽きてくるんだろう。
他に刺激があって、
「なにー？俺という男がいながら、おまえってやつはー」
という会話になるのが楽しかったんだろう。

たぶん、その点、彼は私を信用していたと思う。
相手のほうは信用ならんと思っていたと思うけど、
私は浮気はしないやつ・・という信用はあったはずだ。

だから、私は今、日本の彼氏と会っていないのだ。
もう1年近く会っていない。
屋久島に行こうとか、皇居を走ろうとか、いろいろ約束しているのに、
なかなかその気になれないのだ。
もちろん、皇居ランくらいなら、全然問題ない。
走って食べてお茶して帰るだけだから。
でも、なんとなく。
旅行なんかしたら、やっぱりいろいろあるだろうから、
そういうのが怖いのだ。
怖いって、一体なんでだろう？
それまでは、すごく嬉しかったことだったのに。
手をつないだり、キスしたり、抱きしめられたり、
すごく楽しかったのに。
今は、アメリカの彼に対する裏切りのような気がしてしまう。

愛されていないかもしれないし、
そんなこと期待されてもいないかもしれないけれど、
なんとなく。
ばかだな。
そんなところに。
別に喜んでくれるわけでもないのに。
言わないし。
だから、ひとえに自分の気持ちなんだよ。
それだけなんだよ。
彼に会いたい。それしか頭にないの。

あとは全部、要らないし、面倒くさい。