2006/07/16(日)21:06
さよならだけが人生だ!
タイトルを変更した理由は秘密です
新しいタイトルは 于武陵の詩 『勧酒』 からとりました。
勧酒 于武陵
勧君金屈巵
満酌不須辞
花発多風雨
人生足別離
口語訳は
君に勧める黄金の盃。
なみなみと注ぐが、遠慮はしなさんな。
花が咲けば、とかく風雨が多い。
人生には別離がつきものだ。
となります。
これを井伏鱒二は
コノサカヅキヲ受ケテクレ
ドウゾナミナミツガシテオクレ
ハナニアラシノタトエモアルゾ
「サヨナラ」ダケガ人生ダ
と訳しました。
私はこの詩に、寺山修二の本で、出会いました。
さよならだけが人生だ
とは、人生の刹那さを言い当てているとともに、だからこそ人生を楽しみたいという思いを含んでいるのではないでしょうか。
寺山修二の言葉では
書を捨てよ 町に出よう
というのが好きです。