テーマ:心に残る詩(7)
カテゴリ:詩(人の!)
ちぎれ雲さんの滅びてしまったのはを読んで、中也について書きたくなりました。
中原中也の詩で、一番すきなのは「曇った秋」です。 以前一回書いていますが、また書きます。 長い詩なので、ここに全部のせることはできません。 一番好きな部分は あのように悲しげに憧れに満ちて 今宵ああして鳴いているのであれば 何だか私の生きているということも まんざら無意味ではなさそうに思える という部分。 鳴いているのは猫 みんなが寝静まった夜に隣の空き地で鳴く猫のか細い声を聞き、中也は「何だか私の生きているということもまんざら無意味ではなさそうに思える」とつぶやく。 生きていることが無意味であることを前提にしてるんですよ。 なのになぜか生きる希望のようなものをあたえてくれるんですよね。 余談ですが、ぼくらが高校生時代に売ってあった文庫本の「中原中也詩集」に入っている「曇った秋」には「デンシャハマダマガウゴイテイマスカ」という誤植があって、そこまで気づいている奴だけが本当の中也愛好者とされてました。(って2人しかいなかったけど) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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こんばんは。
中原中也の詩は、NHKの「にほんごであそぼ」という番組で『サーカス』とか『よごれっちまったかなしみに』が出ていたのを覚えています。 詩だと、島崎藤村くらいしか読まないんですよね。 機会があれば、中原中也の詩集を読んでみたいものです。 (2006.07.09 23:01:07)
ミトラスさん
>こんばんは。 >中原中也の詩は、NHKの「にほんごであそぼ」という番組で『サーカス』とか ユヤーンユヨーンですね。 『よごれっちまったかなしみに』が出ていたのを覚えています。 これは、じつは、かなりよごれているのですよ・・・ >詩だと、島崎藤村くらいしか読まないんですよね。 >機会があれば、中原中也の詩集を読んでみたいものです。 ぜひ。はまりますよ。 (2006.07.10 21:03:24)
古い記事へのコメントすいません。
私も誤植に気づきましたよ♪だから私も本当の中也愛好者ってゆっていいですね♪(私が母の中原中也詩集を読んだときに気づきました♪昭和50年くらいの本です) (2006.07.17 12:15:38)
+.mei.+さん
>古い記事へのコメントすいません。 >私も誤植に気づきましたよ♪だから私も本当の中也愛好者ってゆっていいですね♪(私が母の中原中也詩集を読んだときに気づきました♪昭和50年くらいの本です) ----- そうですか。それでは3人目ですね。私が買ったのはたぶん昭和55年だったと思いますが、古かったのかもしれません。 良い詩ですよね。 (2006.07.17 19:36:40) |
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