カテゴリ:美術館・博物館
先週、
11/26に行ってきた、 徳川美術館の『読み継がれた源氏物語展』 徳川美術館 『源氏物語』は、 現代に至るまで千年にわたり読み継がれてきた 古典の名作です。 その作者である紫式部による日記 『紫式部日記』には、 『源氏物語』の成立に関わる場面が記されており、 平安時代、 一条天皇を中心とする宮廷生活のなかで、 いかに『源氏物語』が生まれ、 享受されたかがわかります。 『源氏物語』は、 壮大な長編物語にもかかわらず、 多くの人によって幾度となく書き写され、 数多くの注釈書が著されるとともに、 絵画化も図られました。 後世の文学作品に 多大な影響を与えたばかりでなく、 和歌や能楽、茶道、香道といった 日本文化にもその片鱗を見いだすことができます。 本展では、 東京・五島美術館所蔵の 国宝「紫式部日記絵巻」を 特別公開するとともに、 宮内庁三の丸尚蔵館や 個人所蔵の源氏絵の名品を併せて展示し、 日本が世界に誇る 『源氏物語』の文化史をたどりつつ、 その魅力を紐解きます。 毎年11月には、 企画展の中で、 所蔵の国宝『源氏物語絵巻』を ひとつふたつ、 特別公開してくれていて。 10年に一度、 全ての絵巻を集結させて展覧会を催すので、 既に一通り全部、 見たことはあるのだけれども、 何度でも見たいというか、 機会があるのなら是非と、 今でも毎年見に来ている。 ^ ^ 今年の公開は、 『橋姫』 薫が 宇治の大君と中の君のもとを 訪れた場面 11/26~12/13の公開 今まだ公開されているので、 興味を持たれましたら是非♪ あとね、 同じく『源氏物語絵巻』を所蔵している 五島美術館からの展示で、 今年は『紫式部絵巻』の展示も。 コレも国宝。 『紫式部日記絵巻』第一段 上のは11/8~25までだったので、 今は展示入れ替えで、 第三段が展示されてるんだけれども。 あと、 初音蒔絵調度も。 家光の娘・千代姫が 尾張徳川家に輿入れしてて、 彼女の婚礼調度らしい。 『初音』も源氏物語なのね。 巻名の一つ。 明石の御方が明石の姫君に送った和歌、 『年月を 松にひかれて経る人に 今日の鶯の初音聞かせよ』 にちなむのだそう。 江戸時代の教養人の子女は、 『源氏物語』を『初音』から学んだのだとか。 千代姫の婚礼調度に、 『初音』の巻が描かれているのも、 その辺の当時の事情が関係しているのかな ? このみっつの目玉展示、 入り口に宣伝( ? )されてたわ。 ^ ^ 徳川美術館も、 さすがは徳川家、 素晴らしい価値ある書物類を 蓬左文庫に所蔵しているんだけれども、 そう、 今回も、 足利将軍家や家康らが所用した 『源氏物語』とかね。 でもなーんか、 10月に京都国立博物館の『皇室の名宝展』で、 代々天皇家が所蔵していた 数々のお宝を拝んでしまったものだから、 なんだか 小物に 見えてしまうという・・・苦笑。 ;・∀・ いやでも、 この展覧会も、 京都のと出所が同じ、 宮内庁三の尚蔵館からのモノも展示されてたりするし、 なかなかなんだけれどね。 いやはや、 京都ですっかり 目が肥えちゃったかな~。 ~_~; お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 4, 2020 01:29:42 AM
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