去る7/23。
次男の住む
三田に行った折、
足を延ばして出かけた神戸。
見てきたわ~。
『テルマエ展』
神戸市博物館にて開催。
古代ローマの公共浴場(テルマエ)は、
その高い建築・土木技術で知られるとともに、
当時の豊かな暮らしぶりの象徴として、
国内外から高い関心が寄せられています。
日本でも
公衆浴場はこよなく愛され、
家庭内の風呂が当たり前になった現在でも、
東京だけで
約700軒の公衆浴場が存在します。
本展は、
日本における
古代ローマ研究の第一人者である青柳正規氏、
芳賀京子氏の監修と、
マンガ『テルマエ・ロマエ』で知られる
ヤマザキマリ氏のご協力で、
古代ローマの人々の生活を
“お風呂文化” を中心に紹介するものです。
絵画・彫刻・考古遺物といった
100件以上の作品と
映像や再現展示を通して、
古代ローマを
より身近に感じていただくことができるでしょう。
本展の開催館には、
国内有数の温泉地のある地域が
含まれています。
それぞれの地域に残される
地方色豊かな歴史と文化にも触れながら、
『テルマエ・ロマエ』の主人公・ルシウスが
浴場を通して
日本とローマを往復したように、
それぞれの
浴場文化を体感いただけましたら
幸いです。
神戸に行ったら、
リニューアルした
ポートタワーにのぼろうと思ってて。
でもタワーだけじゃあ
時間余るなあ。
他に何かないかなあと思って、
じゃあ『テルマエ展』も見るかと。
最初は見る気なかったんだぁ。
テルマエ・・・
お風呂は
そんなに興味ないかなあって。
映画の『テルマエ・ロマエ』は
面白かったけど。
^ ^;
でも時間があるからと、
何気に立ち寄ってみたらば、
普通に古代ローマ展なのよ。
半分は。
テルマエ関連だけじゃなくて。
えー面白い ! ! !
*´▽`*
なんだあ、
それならそうと、
銘打ってほしかった。
テルマエ強調しすぎ~。
うっかり
見逃すところだった。(汗)
なんてなことを
ぼやいてたら、
次男に言われちゃったわ。
『テルマエ』だから
みんな見に来るんだよ。
そんなこと言ってるのは
変わってるお母さんだけ。
・・・・・・。
;・∀・
そう ?
そうかな ?
そーか。
歴史オタクなんで。(苦笑)
一部写真撮影可。
(わりとたくさん)
印象に残ったものを
撮影してきたので、
載せていきます。
ルシウスが館内、
色々案内してくれるよ~♪
^ ^;
序章
テルマエ/古代都市ローマと公共浴場
古代ローマ市で
最初のテルマエは、
初代皇帝アウグストゥスの
右腕・アグリッパによって、
紀元前25年に建設されました。
今も地上に遺構がよく残っているのは、
カラカラ浴場(217年)と、
ローマ市で最大の
ディオクレティアヌス浴場(302年頃)です。
大規模なテルマエの運営には、
水道の管理・維持に加え、
大量の燃料と奴隷を必要としました。
そのため古代ローマの風呂文化は、
中世には消え去ってしまいました。
アグリッパ胸像
あごが立派な
アグリッパ・・・
って、
昔読んだ漫画に出てきたな。(笑)
美術のデッサンに
使われるのよね。
アグリッパの胸像って。
カラカラ帝胸像
カラカラ浴場・・・
世界史の教科書に太字で
載ってた気がする。
お湯ないの ?
カラカラなの ?
・・・って、
ひとり心の中で突っ込んでたわ。
(クダラナイ・・・^ ^;)
第1章
古代ローマ都市のくらし
古代ローマ人は、
古くは質実剛健を旨とし、
農業こそが富の正しい源であると
考えていました。
しかし地中海に勢力を拡大して、
圧倒的な富を手に入れると、
その生活も変容していきます。
帝政初期には、
ごく一部の特権階級と
「大衆」の格差は
かつてないほどに広がりました。
皇帝たちは大衆の不満を解消すべく、
食糧の施与や、剣闘士試合、
演劇を含む見世物など、
娯楽の提供という施策をおこないました。
テルマエも
大衆からの人気獲得に大いに役立ちました。
庶民たちのくらしは
特別な日の見世物と、
毎日の仕事の後のテルマエによって
彩られていました。
1・庶民の日常
炭化したパン(レプリカ)
コレ、
ホンモノは
『ポンペイ展』で見たなあ。
二年前、
東京で。
噴火の火砕流に
飲み込まれちゃったやつね。
アウグストゥス帝の1/2アウレウス金貨
ハドリアヌス帝のアウレウス金貨
2・娯楽
悲劇の仮面を表した軒瓦
(アンテフィクス)
古代ギリシャでもローマでも、
演劇は仮面をつけた俳優によって
演じられた。
実物は木や革などで作られていたらしく、
現存しない。
軒瓦に表されたこの仮面は、
美しく整えられた
長い巻き毛と
長い髭、
頭に巻かれた
長い細帯が
特徴的である。
「白髪の老人」でないかと考えられている。
2つの仮面を表した浮彫
2つの男性の仮面を表した浮彫。
兜(レプリカ)
トラキア人剣闘士の兜
その2に続く。
この展覧会、
8/25まで
開催。
興味を持たれた方はどうぞ♪
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