074050 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

韓国・ソラク山のふもとから・・・

韓国・ソラク山のふもとから・・・

ひとつの恋

 ある秋の金曜の夜、お酒が飲みたかった私は、英語の先生のホームパーティに連れて行ってもらいました。その町には日本人の先生は二人だけでしたが、英語の先生たちはけっこういたのです。
 集まった人たちは、みんな思い思いのお酒を飲んでいたのですが、その中に一人だけ何か食べている図体のでかい金髪の男の人がいました。
 その人は、とても流暢に韓国語を話していました。

 感心しました。普通、欧米人たちは語学を覚えようとしません。どこに行っても英語で通すのが当たり前っていう態度だし、逆に英語で話したい人がたくさんいますしね。
「へぇー。こういう人もいるんだなぁ。」と思いましたが、大方韓国人の彼女でもいるんだろうと思って、特に気にもしませんでした。
 その後彼と少し話しましたが、日本や日本語にも興味を持っているということで、私は新しく友達ができたことに喜んでいました。

 その後、集団は海辺のバーへ行き、酔っ払った勢いで素っ裸で海に飛び込みます。酔っ払った私もなぜか一緒に秋の冷たい東海(日本海)の海の中に!!!

 寒くなり、満足した一団はまたバーへ戻ります。その時、韓国語を話す金髪の男は私の隣に座っていたのです。少し話した後、彼は電話番号を私の手帳に書いて「電話して」と言いました。

 この時点でまだ男の意図が分からない鈍い私!!(ああ・・・) 友達ができたー!と喜んで男にメールを送ってしまうのです。


© Rakuten Group, Inc.