ひとつの恋の終わり一度目に私が引っ越したAのうちへ行こうとしたのは、Aが引っ越して1ヶ月目ぐらいのころでした。朝、私が電話をかけたときは、大歓迎だと言っておきながら、夜になると「体調が悪いから」と言って、私が行くのを拒みます。 その後、また彼が私のうちへ来ることはあったのですが、私がソウルへ出て、近くの彼のうちへ遊びに行きたいというと、また拒みました。理由は「今友達と一緒にいるから。後でならいい。」 「じゃあ、いつならいいの?」と聞くと、「それは分からない。」 かなりむかむかしていた私は、さらに問い詰めます。 「今会うか、もう会わないか、どっち?」 彼は「会わない」と言いました。 返事もせず電話を切り、その場で彼の電話番号と着信履歴などをすべて削除し、心の整理をつけようとしました。 その後、彼から連絡があったのは2ヶ月ほど後で 「あなたのことが好きだった。でも、僕と離れたのが出会ってからあまりにも早すぎた。ごめん。」という内容でした。 私はなぜか初めから彼が許せました。始まったのが訳がわからないままなら、終わりも訳がわからなかったから。 これを機に大人になろうと決めた私。もう遊ぶのはやめようと思いました。 次に出会う人とは納得のいく付き合いをしようと心に決めたのでした。 ジャンル別一覧
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