074053 ランダム
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韓国・ソラク山のふもとから・・・

韓国・ソラク山のふもとから・・・

彼が好き・・・なわけじゃないんだけど

次の英語の先生たちのパーティは新年会だった。

今度は私から彼に話しかけようかな、と思っていた。

でも、やめた。

目が合ったから。

しれっと目をそらしてやったら、彼のほうから近づいてきた。
私の隣に座った。

どんな会話をしたか一部しか覚えていない。ほかは他愛無いことだったんだろう。
その一部とはこんなもの。

男:「こないだは、ごめん。」
私:「・・・?」
男:「バケーション前のパーティの時のこと。」
私:「何でごめん?」
男:「僕はけっこう酔っ払ってたんだ。だから、気にしないで。」
私:「・・・・・・・・・・」


何か言わなきゃ、って思った。
「あの言葉はうれしかった」って言おうと思ったんだけど、「うれしかった・・・って英語でなんて言うんだっけ??」とか考えてたら、

友達が話しかけてきて、彼は席を立って行ってしまった。




あちゃ~~~。

これはいかんなぁ。




それ以来、英語の先生が集まると聞いたときは毎回顔を出すことにした。
でも、私から話しかけることはなかった。

だって、英語、めんどくさいんだもん。

だから、じーっとその人をよく見ていた。
3分に1分ぐらい見つめていた。
ストーカーみたい。

それから仲のいい同僚の英語の先生に、彼はどんな人か聞き、リサーチを始めた。

でも彼が好きだとか、その時は思っていなかった。


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