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カテゴリ:本棚・ゲーム
最近、演劇調の話が続いていてちょっと遠ざかっていましたが、
久々に恩田節炸裂!という感じがしました。 恩田陸 きのうの世界 東京から遠く離れたM町で、殺人事件が発生する。 その殺人事件と、町そのものが抱える秘密を多くの人の視点から見て、結論に近づいていくという作風です。 一人の行動が思いがけない人に波及するのは、パズル的で面白いですねぇ~ が、しかーし!! ラストはそれかい!!そこに落ちるかいっ!! とちょっとやきもき。 いやでもここに来るからこそ恩田陸なのかもしれない。 この終盤のファンタジーらしさがなんとも言えず恩田陸っぽいです。 多分、謎解きが書きたいんじゃなくて、 あくまでも「風が吹けば桶屋が儲かる」的な話なんだなぁと。 結局謎のまま残っている事もいくつかあるし、 主人公だと思っていた人が思わぬ展開になったりするし、 納得できない方も多々いらっしゃるようですが 恩田好きなら普通に楽しめると思います。 それにしてもこの本、どことなく「Q&A」を思い出してしまいます。 Q&Aは怖かったけど面白かった・・・。 自分の想像力で楽しめる本ですね。 うおおお自分こえーw お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
February 11, 2009 02:01:14 PM
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