週末避難・母子疎開はお金(費用)がかかる
宮城県大崎市から北海道や沖縄へ放射能汚染を避けて避難された経験をもつお母さん(以後、Aさん)からお話を聞くことができました。現在は秋田への週末避難を検討中とのことで、そちらについての情報も今後お訊きする予定です。方法 1) 疎開を検討されている時期の風向きを考える → 北に行くのか、南に行くのか 2) どの県の、どの市町村へ行くのかを決めたらその自治体に電話する → 自治体としての支援があるかどうか また、NPOや民間の支援団体へ連絡する 小さいお子さんを連れての疎開であれば滞在する周辺に病院、学校、スーパー等の施設や 日常的な交通機関の種類などについても検討する 3) 次にそこに行くまでの交通手段を考える → 車、フェリー、飛行機etc.(手段によってかかる費用が違うので要検討)北海道と沖縄の場合(宮城県民への支援が各自治体によりまだまだ沢山有るとのことです) ・北海道の場合(北海道へはフェリーがオススメ) 千歳市 → 被災証明を提示する。 長期希望の場合、市営住宅を一年間無料で提供されます。 小樽市 → えみなバックパッカーズを利用。 素泊まり被災者のみ半額(¥3000 → ¥1500) こちらの周辺にはコンビニ、スーパー、小児科、郵便局、銀行がすべて徒歩圏内に有り。 なお北海道の場合は一時避難施設『あったかい道ハウス』(http://michinokukai.info/?p=88)を 検索されるともっと詳しい情報があります。 ・沖縄の場合 まずは宮城県人会(萩の会)へ連絡することをお勧めします。 家電はすべて無料で借りられます。ただし、アパートや家を探すのに時間がかかるので、早めに事前に連絡を。以上がAさんからお聞きした内容です。これから週末だけの避難を考えるにせよ、本格的に疎開を考えるにせよ、それなりの費用がかかります。今現在受けることができる支援は受け、広げるべき支援は広がるようにしていかなくてはいけません。震災から一年が経ち、私の周りではどこか遠い過去の出来事のような空気感さえ漂い始めているようにも思います。放射能汚染問題は始まったばかりです。必要な支援や要望、提言はこれからもどんどんしていくべきだと考えます。