2015/12/15(火)17:43
# 10 「漁港の肉子ちゃん」 西加奈子 (幻冬舎文庫/341ページ)
さる深夜枠の番組で芸人が愛読本上位10冊を紹介しており、又吉が紹介していた中の一冊。
別番組で作者の西加奈子と又吉が共演していたことを思い出す。
小学5年生の女の子の語りなのだが大人の世界をうまくあぶり出している。
東北らしい訛りが寂れ感というか遠い見知らぬ土地の出来事を客観的にしかも冷静に感じることができるいいポイントになっている。が、しかし訛りが文字になると読み難いし発音も意味も不安になる。
子供の内面を残酷に表現しているがいじめは田舎でもある。
身近にいそうでいない肉子ちゃんみたいな人、でもいつかどこか自分の身の回りにこんな人いたような記憶がするのは自分だけではないのではないんじゃない?
漁港の三つ子は何を示唆しているのだろう。
文章が突然切り替わるのに少し戸惑ったが後半からはいいアクセントになり、少し考える余裕を与えてくれた。
肉子とキクりんが血のつながった母娘だったとしてもこんな感じの親子でいられたのかふと考えてしまった。
La Tribu Gordo (6 ¼ x 60)
もう終わったと思っていた葉巻の最後の1本見っけ!
サイズとラッパーの色の割に吹かしやすい。Tatuaje Tattoo Adivino Toro Grandeとの5本ずつのセットで買ったが先週それを3セット、計30本発注済。
Strength: Medium - Medium-Full
Country Of Origin: Dominican Republic
Wrapper: Ecuadorian Habano
Color: Colorado
Binder / Filler: Nicaragua / Dominican Republic,