2007/06/09(土)01:26
先輩として。
環境が変わる事は決してマイナスの要素ばかりではありません。
昨年私は自分の意思で会社を退社、今はその会社と業務委託契約を結んでいます。
年収は大幅に減りましたが、自分のペースの精一杯の仕事が出来る環境ではあります。
優先したかったのは余裕でした。
大学を卒業してから、今に至るまで私は3度職場を変えました。今の職場は4度目の会社です。
その3度は全て自分の意思が無視されたに等しく、倒産という名目の無念のリタイヤでした。
その内2度は部下もそこそこいた立場であった為、皆の次の職場が決まってから自分の身の振り方を考えました。つくづく損な性格だったと思っています。
先の不安に苛まれて砂町銀座をあてどなく歩き続けていたのはまだ4年前の事でしかありません。
そうした状況の中で、鬱の症状が少しずつ顕著になったような気がしています。
今も時折そうした感覚が頭の中を駆け巡る事があって、睡眠誘導剤の投与は欠かせません。
そんな状況の中でも、今は自分の意思で環境を変えようと言う前向きの気持が支配的になっています。もう一枚、打たれ強い鎧を纏えたかも知れません。
それの身支度を手伝ってくれたのは、皆さんだったような気がしています。
倒産の憂き目3度、東京での入院4度、波乱万丈とは言いがたい人生ですがいわゆるマイナスと捉えられるような経験、孤独と寂寥、差し迫った将来への不安、身を切る痛みなどの辛酸を一通り経験しました。
何かの折に誰かが同じ思いに陥った時、自分の経験上少しだけ寄り添ってあげる事が出来るかも知れないと思っています。