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夏の発表会は、とにかく、ほのぼの、のんびりと!で、始まった一日でしたが、いろんな小さい子どもたちのハプニングもありつつも、それがまた楽しい発表会になりました。
何しろ、真っ赤なドレスを着た小さなウサギさんが来ちゃっていたので、今回の発表会は、彼女が中心になってしまいました。(笑) 出演するお姉ちゃんと同じドレスを来て来ちゃう子が、のちのち、かわいい生徒になったりもするので、油断はできません。(笑) 結局、そのかわいい小さな真っ赤なウサギさんを抱っこしたまま、司会のお姉さんと舞台の方に、ぜーんぶお任せで、発表会を私も楽しんで過ごしました。(笑) リハーサルは、とにかくみんな真剣でしたが、ホールに響くフルコンサートのヤマハのピアノが、なんとも贅沢な音を奏でていました。 それに、育てられて、みんなが一回ごとに上達していくさまを見ていると、舞台の練習はそれはそれで、また大切なことだと思い知らされます。そこの音色に導かれて、情感豊かな演奏を深めていくお姉さんたちを見ている小さな子どもたちも、ドレスで嬉しいだけの発表会が、何やらその先のありそうなものだと、ちょっとずつ何かを学んでいくようです。 客席も、おじいちゃんおばあちゃんまでが応援に駆け付けてくださって、お客さんの多いこと! そこで、初めて、緊張する、ということを学んでいく子どもたちの成長ぶりに、ついつい微笑んでしまいました。 発表会後の私の挨拶も、かわいい小さな赤いウサギさんを抱っこした状態になっていましたが、そこもなかなか素敵な演出だったんじゃないかと思います。(笑)成り行きでしたけれど。(笑) ・・・あ、サンタの国から来たウサギさんだったから、赤いドレスだったんでしょうか。(笑) 去年、お地蔵さんの近くからやってきたかわいい女の子は、素敵なトルコ行進曲を演奏して、演奏後には、なぜか、浴衣にお色直し!!(笑) 「これから、夏祭り?」と尋ねると、違うんですって!!自分でリュックに浴衣を入れてきたんだけど、自分で入れたから、帯を忘れちゃって、というそのかわいらしい浴衣姿は、発表会が終わっても、まだまだ楽しいことが起こりそうな予感に満ちていました。(笑) こんな子どもたちが、音楽が大好きなまま、音楽に導かれて、音楽と仲良く育ってくれれば、何よりです。 いつも間違えないところで間違えちゃって悔しいと泣いた男の子もいました。悔しがるその気持ちが嬉しい!と、目を輝かせているお母さん。 成長は、そういう、心の大切なところから始まるのだから、何一つ、見落としたくないなぁと思います。 間違えることで成長すること、間違えなかったことで学ぶこと、どれも、子どもたちにとっての財産ですからね。 この、ローカル線の駅近くの、街の中心からは少し離れたホールが、新しくできてから、ずっと、夏の発表会は、この会場でしたけれど、いつもドラマが満載で、どのドラマの後ろにも、敏腕プロデューサー、サンタの影がチラついています。(笑) もはや、サンタが、すっさまじいドヤ状態ですけれど、ここまで引っ張ってくるためにあれだけの細かい伏線をちりばめてくれていたというのは、つくづくわかって、今日一日、まぁすごい、まぁすごい、で過ごせました。(笑) 私自身の演奏は、会場入りが早めだったので、調律上がりを待って、控室でストレッチしていたのが効いたのか、まぁそりゃ優雅に弾ききったはずです。(笑)でも、迫力のあるところになったら、まだ床をドン!と蹴る左足が、私の中に渦巻くとても強いものを思い起こさせたりもします。(笑) 甘いだけではないけれど、表面はとにかく甘く優しく、が、私の年齢と経験に合わせて、整っていく時期ですが、消えない炎もあるんでしょう。(笑) 本番用に、指運びだけを、耳栓して叩き込んだけれど、そのくらいでちょうどよかったと思います。 控室のフロアーの様子が、とにかく、「ああ・・・ストレッチ向き・・・。」と思えたとたん、パイプ椅子まで持ち込んで、こっそりストレッチしてたんですよ。(笑) 新しいふんわりとしたゆるやかなワンピースだったので、余計に、ストレッチ向きで、ついつい、 「床に座ってやる方のストレッチもしようかな・・・。でも、さすがにドレスで、床に座ってのストレッチは違うかな・・・。」と、興味がそっちに向かってしまっていましたけれど、調律師さんが、ちょうどいいところで、呼びに来てくれました。(笑)危ない危ない。(笑) 調律師さんが、「先生の音は、本当に綺麗!」と褒めてくださったのは、ストレッチのおかげかもしれません。(笑) 潤沢に響く、状態の良いピアノの音色が、空中に散っていくのに、邪魔にならない体を作るのは、なかなか大変でしたけれど。(笑) 子どもたちのレッスンに付き添ってくださる親御さんたちの耳も、どんどん音色を聞き分けるようになってきていて、ご家族みんなが、ピアノを弾くって素晴らしいことだと思ってくださったら、何よりです。 色々と、試練のようなものもありますが、時間が経つと、その時のちょっと厳しめのサポートこそが、あとの甘さにつながることは、すっかりサンタに叩き込まれているので、そこはすっかり呑気になりました。(笑) どんな試練の時も、サンタが喜ぶだろうものを見失うことは、この先もないだろうと思います。 それを忘れさせないために、すべてのことがあった、と思えるようになった今、結局、育つ子どもの美しさこそ、何よりも美しい、とわかる私であれて、本当に良かったと思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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