2006/08/16(水)18:40
最期の嘘
帰り際に「また来るわな」って握った手を離すのをためらった「また」があるかどうかわからないいやおそらくないだろうのにそんな素振りを見せないように最期の嘘をついた笑顔で今生の別れをしなければならない辛さをぐっと飲み込む 最期のときを迎えようとしてるのに近くに居てあげられない介護している両親の力になってあげられないもどかしさ実家から離れた土地に嫁に来ていつかは…と覚悟は出来ていたはずなのに実際そのときが来てしまうとやり場の無い思いに囚われる 生まれてからずっとそこに居るのが当たり前の存在だったのに近い将来その存在が失われるだろう現実諦めと現実狭間にある自分の心 もしかして自分の中に感じる大切な人を私は初めて失うことになるのかな