心を潤すページ~心を潤すページ~グランドキャニオンでの撮影。 中学生。充実してるといえばそうだ。でも、充実しすぎているといってもそうだ。 僕達の「頑張る力」はどこから生まれてくるのかと言えば、 それは心である。 今、僕達は頑張っている。頑張ることが多すぎるといえばそうだ。 頑張る力を心からしぼって、表に出している。 心の潤いを、しぼっている。 今の僕達の心は、このグランドキャニオンのように乾いていて、 見ればわかるように、サボテンしか生えない。 トゲのある感情ばかりが出てくるのもまた、中学生。 こんな環境じゃ、考えるのもストレスだ。 僕たちは、今、とても伸びる。身長も、心長も、すごく伸びる時期。 でも、頑張りすぎたら、この天に向かって伸びる3本の木のようになってしまう。 この3本だけ、まわりとは比べ物にならないほど高く、太い。 だけど、この木は枯れてしまっている。何故か? ひとつのことにとらわれたら、この木のようになってしまうのだ。 あっと言う間に大人になってしまうと言えばそうだ。あと5,6年もない。 しかし、急ぐ事はない。急いで、ひとつのことにしぼることはない。 そのことだけを伸ばそうとしたら、ほかのことが見えなくなってしまう。 きみに向いている事は、たくさんあるのに、太陽だけに向かって伸びるこの 木のように、太陽に支配されてしまう。 周りの木をみてみれば、背は小さいけど、葉がたくさんあるのがわかる。 葉っていうのは、なんなんだろう。 葉とは、ひとつひとつが「事」である。勉強、運動にしても、様々だ。 背の小さいまわりの木は、どの葉を選ぶかをまだ決めてないわけで、 こっちの中学生のほうが多いと思う。 光合成して、木の芯に力を送るのもまた葉。 多くのことをしって、やるべきだ。 荒れ果てた大地。一本の木。 乾いた心。ひとつの希望。 こんな状況になっても、なにがあってもこの木を枯らしてはならない。 水をあたえて、育てないといけない。 ひとを責めてはいけない。ひとを責める事とは、自分を責めることだから。 自分を責めてはいけない。自分を責める事とは、ひとを責めることだから。 せんきゅう! |