~思いやりってなんだっけ~かえるくん:いたいっ。ちょっと、うさぎさん。ぼくの足ふんでるよ。うさぎさん:なあに?だからなんなの? かえるくん:なあにって、なんでふんでいるんだい? うさぎさん:わたしは前のわにくんにおされたの。だから ふんじゃっても仕方がなかったのよ~? かえるくん:やい、わにくん。なんでうさぎさんをおしたんだい。 わにくん:お前、なにおこってるんだ。俺は、前のウマくんにおされたんだよ。 たおれてこないでくれよ。 かえるくん:なーんだ。やい、うまくん。なんでわにくんをおすんだい。 うまくん:ぼくはこのせんぷうきくんの風が強すぎてよろめいたんだよお。 せめるならせんぷうきくんをせめなよお。 かえるくん:あらま。やい、せんぷうきくん。なんで風でうまくんを たおそうとしたんだい。 せんぷうきくん:・・・・・。 かえるくん:むしかよー。きみのせいでみんなに迷惑がかかったんだよ。 せんぷうきくん:・・・・・。 うさぎさん:なんか、すごい嫌なきもち。 うまくん:ぼくもだよ、うさぎさん。 わにくん:なんかな、もやもやするよな。 かえるくん:ぼくたち、なんかたいせつなことばを忘れてないかな? せんぷうきくん:・・・・。 (みんな):ごめん。ごめんー。 かえるくん:せんぷうきくん、わざとじゃないのにごめんね。 せんぷうきくん:・・・・。 かえるくん:むしかよお。 せんぷうきくん:(しゃべれなくて・・・ごめんね) うさぎさん:わたしも、足踏んだのを人のせいにしちゃってごめんね。 かえるくん:ううん、いいんだよ。あやまってくれてありがとうね。 うさぎさん:どういたしましてっ~♪ わにくん:俺もゴメンな。俺の脚がもっとつよかったら・・って思ったら ひとのせいにしたのが恥ずかしいよ。ごめんな、ごめん。 うまくん:ぼくも、せんぷうきくんはぼくを涼しくしようとしてくれたのに。 ごめんね。 かえるくん:なんかくだらないねっ。ぼく、もう足痛くないよ。 (みんな):それはよかった。よかった、よかった。 かえるくん:僕の足が治ったのを喜んでくれて、ありがとうね。 (みんな):どういたしまして~。 うさぎさん:なんか、すごい気持ちいいなあ。 うまくん:なんか心がいっぱいになったよお。 わにくん:ははっ。いみわかんねえけどな。なんか気持ちいいぜえ。 かえるくん:ねえ、みんなでかくれんぼしない? (みんな):する~! せんぷうきくん:・・・・・。 (みんな):むしかよお。やろやろせんぷうきくん♪ せんぷうきくん:(うん!っていいたいけどしゃべれなくてごめんよ) (みんな):あははははっ♪ ~~~~おしまい~~~~~ あとがき。 この物語を読んで、人間の原点に帰って欲しいと思いました(゜o゜) 「ごめん」という言葉の素晴らしさ、もう一度おもいだしてみましょうね。 そして、この物語は旋風旋風さんの 世界中のみんなが一斉に「ごめん」といったら戦争なんて 起きないんだよ。 という第36言目の名言をもとに作りました。わけではないのですが あとからそのような気がしましたので、もう一度この名言を紹介しました。 名言コーナーがんばるので、投稿まってます。 |