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2019.08.06
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カテゴリ:データ分析
​​▼地球に接近する小惑星の数が多いのは10月頃?​

 NASAのサイト(https://cneos.jpl.nasa.gov/ca/)からNEO(Near Earth Object)のデータをMicrosoft Power BI Desktopに読み込んで、月別にNEOの観測個数を見てみました。

 分析対象データを、下段にあるスライサーで、「2000年から2018年まで」と「地球に1LD(Lunar Distance)以下の距離まで接近した」という条件で絞り込んでいます。

 左側の「カード(数字情報)」を見ると、上記の条件に該当する小惑星の個数は「443個」で、その中の最大のものは「190m」で、最も接近したものの距離は「0.03LD」であることがわかります。なお、「190m」サイズのものが、「0.03LD」まで接近したということではありません。

 月別の観測個数の棒グラフを見ると、10月が64個、3月が62個、11月が60個と60個を超えています。一方、6月は16個、7月は12個、8月は11個となっていて、「6月~8月」が比較的少ないことがわかります。

 10月は8月の6倍近い個数なので、月による違いはあるようです。


 
​ 月別の違いということは、地球の公転での位置に関係しているので、宇宙空間の場所によって小惑星の通る数が異なっているのでしょうか。
 あるいは、月によって、天候など、観測の環境が異なっているということなのかもしれません。

▼インタラクティブ性のあるインフォグラフです

 下の図は、棒グラフの「8月(Aug)」の棒をクリックして選択した状態です。

 クリックした月以外の月の棒はグレーアウトして、左側の「カード」の情報は「8月」のデータについての情報に切り替わります。インタラクティブ性があることによって、より詳細な情報を得ることができます。





​​▼インフォグラフィック作成ツールとしてのMicrosoft Power BI Desktop​

 Microsoft Power BI Desktopは、簡単なインフォグラフィック作成ツールとして利用できます。しかも、無料で利用できます。

 Excelのピボットグラフでもある程度可能ですが、「スライサー」によって、分析対象データを絞り込んで、グラフなどのデータを表示させることができます。

 また、上の図のようなレポートをPower BI Desktop作成して、「Power BI」に「発行」しておくと、他のパソコンやiPhoneの「Power BI」アプリでも同じレポート画面を見ることができます。 
 
 単に既存のレポートを見るだけでなく、iPhoneのアプリ上で、スライサーの設定を変更してレポートの内容を変化させることもできます。


 下の図は、iPhoneの画面で「地球に接近した距離(LD)」のスライサーを「2LD以下」に変更した時のレポート画面のスクリーンショットです。

 分析対象データの条件変更により、「カード」の数字やグラフが連動して変化しています。

 このようなインタラクティブなインフォグラフィックレポートが作成できるのも「Power BI」の魅力です。






☆関連記事
▼【平均値の差の検定をしてみました:t検定とベイジアン統計の検定も】地球に接近する小惑星の数の10月と8月の平均値には、統計的に有意な差が見られます

▼データ前処理の例(その2):Microsoft Power BI用データを準備するための処理の例:NASAのNEOデータをダウンロードし、英語の月名を含む日付の文字列を日付データに変換して、Power BIに読み込む

▼Microsoft Power BI用データを準備するための前処理の例です:NASAのNEOデータをダウンロードし、小惑星の大きさの推定値をExcelで取り出し、単位変換して、Power BIに読み込む

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▼気象庁の「世界の月平均気温偏差(℃)」のデータを、Accessのユニオンクエリで、横方向から縦方向にデータ形式を変換し、簡単に複数グラフの一覧を作成しました

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Last updated  2019.11.20 16:36:16
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