2023/02/27(月)20:09
【SSD】耐久性の目安となるTBWくらいは公開してほしいです
1TBの容量のSSDの価格がかなり安くなってきています。
WindowsのOSを入れて使うのであれば、最低でも256GBくらいないと、アップデートができなくなってくることでしょう。
また、256GBの容量だとTBWの値も少ないため、高頻度な書込みを伴う使用方法の場合、2~3年くらいで支障が出てくる可能性が高そうです。
Cドライブとして利用するのであれば、512GBや1TBを検討することをおすすめします。
下図は、ノートパソコンで約2年間使っている500GBのSSDのダッシュボードです。
何と、2年間で80TB以上書き込みをしてきたようです。
ただし、このSSDのTBWは300TBWなので、TBW的にはあと4年間くらいは持つのかもしれません。
しかし、100TBWのSSDを使用していたとしたら、かなり不安を感じる状況です。
TBWは一つの目安で、すべてTBWでSSDの寿命が決まるわけではないそうですが、同じ500GBのSSDでも100TBWとか120TBWのものも多くあります。そもそも、TBWの値が非公表のものもあります。
価格コムの一覧表でTBWの値は簡単に確認できます。同じメーカーの似たような価格のものでもTBWに大きな違いがあったりするので、どうせならば、購入前にチェックしておいたほうがよいと思います。
256GBのSSDの場合、80TBWくらいのものが多いようなので、私の使い方だとTBW的には、2年くらいしか持たない、ということになるようです。
同じ価格、同じ容量であってもTBW値がかなり異なる場合もあるので、容量だけでなく、耐久性の目安になるTBW値も参考にするのがよさそうです。
SATAのSSDの場合は、読み書き速度は製品間の差は大きくなさそうです。耐久性を選択基準としたいのですが、TBW値が公表されていない製品も多くあるのは困りますね。
ただ、無名のブランドでTBWの値が妙に大きい場合は信用できないのかもしれませんが・・・。
そういえば、Windows 8.1のパソコンをWindows 10にアップグレードする際に、しばらく使用していなかった、インテルの「335 Series SSDSC2CT180A4K5」を使用しました。
180GBのSSDで、MLC方式のものです。耐久性が高いもののようですが、10年ほど前に15000円ほどで購入していました。現在、この金額を出せば、TCL方式のものだと2TBくらいのものが買えるようです。
さすがに、現時点で180GBで15000円のものを買おうとは思いません。
安価なSSDを利用して、耐久性が低い点を補うために、システムイメージのバックアップを保存するストレージを充実させるという使い方がいいのかもしれません。この場合、大容量SSDを利用するよりも、500GB以下のSSDを利用するのがバランスがよさそうです。
ストレージの故障、ウイルス感染(ランサムウェアとか)などで、システムが逝ってしまっても、システムイメージがバックアップされていれば、迅速に復旧が可能です。
システムイメージのバックアップが重要ということになりますが、手軽なのは外付けHDDということになるでしょうか。大容量の外付けSSDも有力候補ですが、HDDの方が長期保存にはよさそうです。
それにしても、一般向けにはTCL方式が全盛のようで、MLC方式のものは、ほとんど見かけなくなっています。
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