2006/06/28(水)11:31
わかりやすい文書を作れる人、作れない人(蝦名)
◆文書コミュニケーションセミナー 7/14(金)です◆
●文書によるコミュニケーションは難しい。
文書によるコミュニケーションほど、難しいものはないかもしれない、
と最近痛切に思います。
会話だと、相手の反応を見ながら伝えることができますし、
顔の表情、声のトーン、身振り手振りで
説得力を増すことができます。
一方、文書は、片方向のみ、文字という記号による情報伝達です。
相手の反応を見ながら、その場で内容を取捨選択することもできません。
また、謝罪文を申し訳なさそうに読み上げることもできませんし、
感謝の意を、握手やお辞儀で強調することもできません。
つまり、文書で的確にコミュニケーションするには、以下の必要条件があるのです。
●相手が何を求めているのか、事前に十分に推察する
●伝えたい感情や情報を、適切に表現することで、正しく伝達する
これができるかどうかで、
わかりやすい文書を作れる人か、作れない人かに
分かれてしまいます。
●相手が何を求めているのか?
これが正しく把握できていれば、その文書は七割方、わかりやすいと言っても
過言ではありません。
例えば、読み手が上司だった場合、上司がその文書に何を求めているのかさえわかれば、
文書は完成したも同然です。
「でも、上司が何を考えているのか、サッパリわかりません」
それは、一度飲みに行って、腹を割って話した方がよいですね。
...などというアドバイスはしません(笑)
7月14日のセミナーでは、
文書に要求されている事項を洗い出す演習をしながら、
「わかりやすいとはどういうことか」を学習していきます。
●伝えるべき感情や意味を正しく表現するには?
文書には、感情と意味を伝える役割があります。
たとえば、その比率によって、文書の種類を下記のように表すことができます。
感情(100)>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>感情(0)
意味(0)