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スクリーンの素材

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スクリーンの色
マットタイプグレイと真っ白なティシュの比較。グレイといってもそんなに暗くは無いんです♪

スクリーンの素材

大きく分けて4種類のタイプがあります。
・ビーズ
・マット
・パール
・サウンドスクリーン
設置条件や、使用するプロジェクターによって最適な素材があります。素材を間違えると、外光や迷光(室内に残るわずかな光)の影響を受けたり、暗過ぎる、明る過ぎる、視聴場所によって見え方が異なるといったことが生じてしまうので注意が必要です。
私が選んだのは・・・
NAVIOの100インチ電動スクリーンMR50BH10G、素材はマットタイプのグレイを購入しました。設置場所は比較的明るい12畳の長方形の部屋です。

ビーズ
ビーズタイプは、表面層に超微粒子のガラスビーズを塗布した素材です。プロジェクターを床置き設置する場合や光出力が低いプロジェクターを使用する場合に向いています。
メリット
プロジェクターの投射光を来た方向に戻す「回帰特性」に優れていることから照り返しや逆光等の外光の影響を受けにくいのが特徴です。表面層のビーズが自ら発光しているような輝き方をするので、「よりTV的でくっきりとした映像」を得ることができます。リビングでみるようなスタイルであれば、多少外光があっても明るいので、昼間でも楽しむことができるでしょう。
デメリット
表面層のビーズが自ら発光しているような輝き方をするので、特有のギラッとする感じは明るすぎに感じる方もいるでしょう。
マット
マットタイプは入射光を全ての方向へ均等に拡散するため、どの角度からも均一の映像を見ることができます。オールマイティなスクリーンです。
メリット

表面層の光沢のないマット処理により、しっとりとしたなめらかな映像が特徴です。視聴位置のベストポジションが広くキープでき、マット処理でしっとり滑らかな映像が表現できるのも○
デメリット
外光や迷光のある環境では、同じく拡散し、反射してしまい、映像光と重なり合って画質の低下につながりやすい。(マットタイプでもキクチ科学研究所の「グレイシリーズ」のように、外光や迷光の影響を抑えた製品もあるので、六畳間やリビングにはこちらがおすすめ。
パール
真珠のような表面処理を生地に施した素材です。3菅式プロジェクターで、スクリーンを天吊りする場合に向いているスクリーンです。
メリット
プロジェクターの中でも高級機の3菅式プロジェクター向けの素材です。プロジェクターからの投射光を入射角度と対称方向に同じ角度で反射させる「鏡面反射特性」を持つ為、外光からの影響を比較的受けにくい。表面の加工のおかげでかなり明るく感じます。
デメリット
プロジェクターの明るさがまだ300~400ANSIルーメンしかなかった時代にプロジェクターの光を保つために良く使われた製品です。その為、輝度も1000ANSIルーメンを超える最近のプロジェクターでは、ギラつきが目立ち、明るすぎてしまい、白とびを起こすことが多いため最近では、あまり見かけなくなりました。しわになると表面の素材が落ちてしまう事もあり、取り扱いには注意が必要でしょう。
サウンドスクリーン
映画館で使用されているスクリーンです。表面に直径 0.2-0.4mm 程度の穴が不規則に多数開いています。これによりうしろに置いたスピーカーの音声をスクリーンを通して聞くことが出来ます。
メリット
設置性の向上です。スピーカーの前に設置できるので限られたサイズ制限のなかで最大サイズのスクリーンサイズを得る事が出来ます。またスクリーン越しにリモコンを操作出来るのでテレビやAV機器をスクリーンの後ろに置く事が可能です。
デメリット
標準スクリーンと比較すると表面に開いているサウンドホールの為、画質が落ちます。視聴位置から見ると、穴としては認識できませんが映る絵柄によってなんとなくもやもやが見えます。これは明るく大きな絵柄(広い面積の空など)が出た時に見えやすいですが、映画の暗いシーンなどでは気にならないと思います。それとサウンドホールが開いている事により映像の一部がスクリーンのうしろに抜けてしまいます。スクリーンの後ろが明るい壁でさらにプロジェクターを天吊りしている場合など、設置環境によってはこれが気になる場合があります。視聴環境に制限のある人にとってはメリットがデメリットを上回っていると製品であると考えています
総評
・暗室で鑑賞する場合には、どのスクリーンを使用しても問題なく楽しむことが出来ます。
・リビング・六畳一間で楽しむ場合は、
ビーズタイプか、マットグレイのタイプが外光にも比較的強く、取り扱いも容易でオススメ。
・設置環境に制限のある方はサウンドスクリーンがオススメ。


どんなスクリーンが合うかわかったら、プロジェクターの種類へどうぞ。


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