ミース・ファン・デル・ローエ←コンテンツはこちらから
1886年、石工職人の息子として生まれ、独学でデザインを学び成功を収めたミース・ファン・デル・ローエは、今世紀最大の建築家であり、芸術家であり、哲学者の一人である。1929年に近代建築の代表作として有名なバルセロナ万国博覧会ドイツ・パビリオンを手がけ、スチールとガラスをふんだんに使用した作品を発表しました。その際には、スペイン国王夫婦臨席のための椅子「バルセロナ・チェア」「スツール」を発表している。それまでの、大量生産を目的としたスチール・パイプ家具とは対照的に、細部にわたる完璧さと技術を要するバルセロナ・チェアは、現在でも近代デザインの象徴となっている。