2006/04/21(金)23:37
【ターミナル】孤独な役ハマり過ぎ♪
公開初日に行ってきました「ターミナル」。映画館には年配の方も多く大人も楽しめそうな予告編(公式サイトでご覧下さい。)が効いています。監督はスティーヴン・スピルバーグ、主演はトム・ハンクスといかにも楽しそうな映画です。
この映画は空港を舞台にしているのですが、その全てが室内のセットで撮影されたという話題の作品です。空港内では沢山の店舗が軒を並べています。
≪店舗≫
ディーン&デルーカ
ディスカバリー・ストア
ブックストーン
ヒューゴボス
ラ・ペルラ
アメリカン・エキスプレス
ポール・ミッチェル
ゴディバ
ハミルトン
≪レストラン≫
バーガー・キング
31アイスクリーム
バジャ・フレッシュ・メキシカン・グリル
パンダ・エキスプレス
ネイザンズ・フェイマス
吉野家
クリスピー・クリーム・ドーナッツ
デイリー・グリル
スターバックス
さて感想ですが・・
≪役者の演技が素晴らしい≫
トム・ハンクスは英語を話せないクラコウジア国の出身という役ですが、人との交流から段々と英語が上手になっていく様はとても愉快でした。彼の涙を浮かべて見つめるシーンはいつ、どの映画で見ても感動を誘います。トム・ハンクスの演技は『ビッグ』を観たときから好きでした。
スタンリー・トゥッチの冷徹な役も、『本当に嫌な奴!!』という感じでよい味を出しています。ハリウッドリメイクのShall We Dance?(予告編)では竹中直人が演じた役をコミカルに描いている演技力の高い俳優です。
≪ストーリーは・・・≫
前半は、まさに先が読めないストーリー。『この先どうなるの!?』と思うシーンの連発です。思わず身を乗り出してみてしまいました。細かな所にユーモアが隠されており楽しめます。スピルバーグが監督した映画『トワイライトゾーン』(この映画の直後に『世にも不思議なアメージング・ストーリー』シリーズを作りましたね)の話も少し出てきますが、知らない人には?です。仕事を見つけた当たりは盛り上がりました♪後半からは、登場人物が増えていく割には、人との交流が深く描かれていないので、『あれ?この人と仲いいんだ。。』みたいな所もあり、話を詰め込みすぎた感じもしました。でも楽しめました。
≪残念!!≫
予告編では『1ヶ月で仕事を見つけ、2ヶ月目で友人を作り、3ヶ月目に恋に落ちた。そして9ヵ月後・・。彼は空港で待ち続けた。 約束を果たすために・・』と言っていましたが着ている洋服がボロくなっていったり、髪がボサボサになっていったりといった変化が見られなかった為、時間経過が分かりずらかった・・。何ヶ月もいる割にはトム・ハンクスはこぎれいな格好をしていましたし、時間経過が分かるのは、人との会話のみでした。空港での食生活から『スーパーサイズ・ミー(公式サイトで予告編をご覧下さい。)』級に痩せこけて行くのを期待してました。。キャサリン・ゼタ=ジョーンズがおまけ的なのが・・残念。
【監督】
スティーヴン・スピルバーグ
【音楽】
ジョン・ウィリアムズ
スピルバーグ作品には必ずといっていいほど活躍しております。『スターウォーズ』シリーズから、『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』まで幅広いジャンルの音楽を担当。
【出演】
トム・ハンクス≪ビクター・ナボルスキー≫
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ≪アメリア・ウォーレン≫
スタンリー・トゥッチ≪フランク・ディクソン≫
チー・マクブライド≪ジョー・マルロイ≫
ディエゴ・ルナ≪エンリケ・クルズ≫
バリー・シャバカ・ヘンリー≪レイ≫
ゾーイ・サルダナ≪トーレス≫
クマール・パラーナ≪グプタ≫
エディ・ジョーンズ
マイケル・ヌーリー
ジュード・チコレッラ
ギレルモ・ディアズ
ヴァレラ・ニコラエフ
【ストーリー】
ニューヨークのJFK国際空港にビクター・ナボルスキー(トム・ハンクス)が降り立った。東ヨーロッパのクラコウジアという国から、ニューヨークへやってきた。しかし、ビクターが空港へ着いたその時、クラコウジアではクーデターが発生し、事実上、国が消滅。そのことからビクターのパスポートは無効になってしまい、入国も帰国もできず、ビクターはターミナルから一歩も外へ出られなくなってしまう。祖国の通貨も使えず、もらった食券はなくしてしまい、寝る場所もないビクターは、『67番ゲート』で過ごすことになる。空港内でトラブルを起こされては自分の昇進に関わると、ディクソンはなんとかしてビクターを追い出そうとするが、ビクターは自らターミナル内に留まることを選ぶ。その足止めの期間は数か月にもおよび・・・。
【ターミナルのモデルになった人】
マーハン・カリミ・ナセリという人がパリのシャルル・ド・ゴール空港に住んでいます。映画『ターミナル』のモデルになった人です。
1976年 イラン国外追放
1988年 パスポート・難民証明書の盗難にあい英国入国を拒否される。
その後、パリのシャルル・ドゴール空港に住んでいます。
1999年にフランス当局が、滞在許可証を出したが署名拒否。