カントリーの自宅SHOP「テディベアテラス」のゆみちゃんの日記  <毎日、一歩、一歩。>

2008/11/16(日)02:46

同級生君がゆみに会いに来てくれた日、偶然にもゆみはイーネ・イーネにちゃんといました。区切りがついて、よかったね。

イーネ・イーネの一歩一歩(141)

   イーネ・イーネの絵付け教室があった日、思いがけない再会劇がありました!!   この日記は、下の日記の続きです。  2008年10月22日   イーネ・イーネ10月の絵付け教室開催。展覧会に向けて、みんな頑張っています。   &クリスマスプレート一日講習のお知らせ。    絵付け教室のあと、夕食にも、仕事の友人とイーネ・イーネで約束していました。    だいたいゆみは、誰かと知り合って仲良くなると、相手が女の子でも男の人でも     イーネ・イーネに連れて行きます。     そこに居るマスターは、いわば実家の父的立場。(と言うと悪いけど、兄貴って感じじゃ     ないもんね。)     これまでマスターが、ちょっとね、と首をかしげるとあとで本当に何か起きたり。     「行く行く」と言いながら、イーネ・イーネに行くのを避けてた人とは、長く続かなかったり。     ゆみ自身もいつしかちょっとバロメーターにしてるとこがあるかもしれません。    さてそんな中、ゆみが勝手にチュモンのイエソヤに似てると思ってる彼女は、     最初からマスターとも打ち解けて、     「そんな風に、明るくよく喋る人はゆみちゃんともよく合うでしょう。」とマスターに     言われていました。     念願のイーネ・イーネで・・・ゆみとマスターおすすめの定番メニューを注文。  エビとホタテのアボカドクリーム  地鶏の赤ワイン煮込み     天使のエビのリングイーネ      1,600円              2,000円               1,600円      おいしそうだなあ、とHPを見ていてくれて、食べて、「感激」してくれました。         お料理とお喋りが弾んでいた頃、     ガラスドアの向こうに不振な人影。怪しい男がこっちを覗いてる。     もう時効だと思うが、ゆみにはイーネ・イーネにそうやってゆみを見に来るストーカー     みたいな事件があったので、過敏になってるマスター、      「ゆみちゃん見ちゃダメです。知らん顔してなさい!」と厳しい声。     「ハイ。」とゆみが後ろを向くと、ドアが開いてその男が入ってきた気配。      緊張しながら、じっとしてると、「おいーっす!おいーっす!」と、ゆみを覗く男。     なんだろ。怖いな・・・と、思った矢先、脳裏にひらめく彼のあだ名。      「もー!!なんで脅かすのよー!なんでいるのよー!!やだやだー!!」      と、ゆみは突然訳わかんない大騒ぎをして、気がつけばその人の隣まで立ち上がって、      バシバシと彼を叩いていた。     「なんだよー。お前が居るかと思ってさ、ちょっと会いたくなって、来てみたら居たから。」       あ、そうなんだ。あたしいつも居ないんだよ。すごい偶然じゃん。     と、ひとしきり騒いで、はたと気づくと、マスターは目が点。     イエソヤの彼女は、怖がってる?     確かに彼の風貌は、ちと怖い。細身のおしゃれなスーツは逆にそっち系の人に見える。          「あれ?マスター、わかんないんですか? 同級生だよ。      同期会にも来たし、その後も遊びに来たじゃないの。」とゆみ言ってみたけど、          「いや、ごめん。さっぱり覚えてない。」って。         怪しいものじゃないんならよかった、とようやく落ち着きを取り戻して、     「じゃあゆみちゃん、2人の間に座りなさいよ。」と、マスター。     ワインをすすめて、やっと席に着く。     興奮冷めやらないのはゆみだけ。     「だってねー、この人、まだゆみがカウンターの中の人だった時に、      突然現れて、子供できた、二十歳のこと結婚する。って言ってさ、      それきりなんだよ。音信不通。 ちょっとあれからどうした?赤ちゃんはいるの?」     もう、聞きたいことがいっぱい。風来坊で、40近くまで一人で海外を旅してて、     いきなり二十歳のお嫁さん。     「うん。三歳。」     「なんだ、そっかぁ。おめでとう。パパなんだね。あー、嬉しい、乾杯しよ。」     ここで解説ですが・・・     彼が前にイーネ・イーネにゆみを訪ねてくれたときにも、「同級生が突然やってきた!」と     日記にしたんだけど、それがどこにあるか今見つかりませんでした。     でも、どうか幸せになってね!と祈っていたのです。     ゆみにとって、同級生の男の子の何人かは、ほんとにすっごく仲がよくって、     それはもちろん恋愛じゃなく、グループ交際とも違い、それでも、小学校・中学校を     9年間共に過ごしたあとに、男子校・女子校に進んでもずっと日曜とかにみんなで     会い続けて大人になった仲間たちなのです。     いきなりテンション変わったりして、やけに仲良しだから、普通の人はびっくりするんだけど、     そういう校風なんです。      マスターは同窓生なので、その雰囲気をよく理解しています。      「ごめんね。びっくりするでしょ。男女関係なく仲がいいんですよ。」と、      マスターがイエソヤちゃんに気遣って、フォローを入れる。     彼も、「あ、ごめんなさい。お話中だったのに。」と急に紳士になって、     「マスター、レディ達に何か飲み物を。」と気取る。     「一緒に話をしましょう。」 こういう対応はみんなスマートで嬉しい。    彼は、実はデザイナーさん。ネクタイやスカーフのデザインをして、ほとんどパリとか、    イタリアに行ってしまってる。     会えたのはたぶん三年ぶり。    「恵比寿で展示会で、ウィスティンホテルまで来たから、お前いるかと思って寄ってみた。     今日はお客さんしてるの?」     あ?そうなんだ。なんにも知らないんだ。     「あたしね、ここやめてるんだよ。もうお店に出てないんだよ。」     「えー?なんで。一生いるかと思ったのに。」     「うん。そう思ったら、クビになったー。」     「なんでまた…」     「人生いろいろよー。」      メニューの仕事はまだやらせてもらってるけど、今日は久々、偶然いたんだよ、と言うと、     そこでマスターが口を挟む。     「ゆみちゃんは最近、全然いらっしゃいませんよ。今日は、9月20日以来、一ヶ月ぶりです。」      げ。マスターすごい。ちゃんと覚えてチェックしてるんだ。足が遠のいていたゆみでした。     「じゃあ、すごいじゃん。偶然、ってこと?それ、結構すごいね。」と彼。     「うん。びっくりした。前回も大事な決断の時にゆみいたしねー。」とゆみ。      「おい。勝手に運命感じんなよ!!」 と、言われてしまった。。。     でも実は彼も、人生の転機に、ちょっと同級生の顔が見たくなって相談に来たんだった。     別にゆみじゃなくてもよかったのでしょうが、同級生が頑張ってる、って思うと、     また元気が出るのはゆみも同じ。     共に育ったゆみ達は、くだらないおふざけも得意だけど、かなりなシリアスモードもいける。     今の深刻な分岐点の事情を聞く。     ゆみはゆみの意見を言うけど、それよりも、誰かに話せただけでも、心が楽になるのでしょう。      「よかったよ。今夜お前に会えて。」と、しみじみ。     んじゃ、よかったよ。なんか役に立って。「どうせ次はまた三年後でしょう?」     「そんなことないよ。いつだって電話できるようにちゃんとアドレス帳にさ・・・」と携帯出す。     「ちょっとー、何これ、070ってさ、あたしもうピッチなんか、6年前くらいのだよ。」     「うそ。携帯変えた?」      もー。これじゃあ、いざって時にかからないじゃん。     やっと番号交換。 たまには連絡してきなさいよ。と、念押し。     こちらの事情もいろいろわかってるので、ついゆみもいろいろ話す。     「俺、今日わかった。ゆみちゃんて子は、遅咲きなんだな。      で、今、元気がよすぎるから、だから、パートナー、しんどくなるんだよ。      着いていけないんだもん。」     と彼は確信に触れる。     「おとなしい人だったのにね。」とポツリ。     聞き逃さないマスター。「ゆみちゃんは最初から元気印でしたよ。おとなしくはないでしょう。」     「いや、ホント、ゆみ、おとなしかったんです。みんな活発だったから。」と言い訳ゆみ。     「ホントですよ。マスター、この人ボーっとしてましたよ。」って、それフォロー?     「中学までかあ。高校で変わったのかな。とにかくダンス見に来いって。      ピンクのレオタード、刺激的なの見せちゃって。」     ここでゆみ、レオタードのエピソード書いてみたんだけど、文字数制限になったから、     カットしました。     確かにゆみはおとなしい子だったんだけど、人生いろいろあって、     マスターと出会った時は、もう30代の大人だったんだから、たくましくもなるさ。     だからこそ、ゆみにとって、小・中時代の友達は、ゆみの鍵を握ってるような     大事な存在。     彼もしみじみ。     「俺達、小学校・中学校が楽しすぎたんだと思わない?」     その話には、ゆみよりも、同窓生であるマスターがのって、2人話が盛り上がっていました。     ゆみの記憶力をよく、感心されることが多いんだけど、この2人も、ゆみと同じくらいの     すごい記憶力。     これは、ゆみ達同窓生の特徴なのかもしれない。     思い出話に花が咲いたら、一晩じゃ足りないよ。     時代の波の中で、社会の荒波にももまれつつ、幼いときに培った何らかの共通精神を持って、     大人として頑張っていく中で、たまにはこんな風に無防備に話せる日、素敵だね。       思えばゆみとマスターもそんな同窓意識の高まりから始まったのでした。       学校というものはいまやイーネ・イーネに形を変えて、ゆみ達の帰巣本能を       満たしてくれているのかもしれません。     同級生のみんなのことなんか普段は意識していないんだけど、こうして会えて話せると     その存在感はすごいです。      迷いや悩みの中にあっても、彼はきっと強く波を乗り切っていけるでしょう。      ふと立ち止まった時、また偶然会えるといいなと思います。     イエソヤちゃんは彼が駅まで送ってくれて、ゆみは残ってマスターに相談事。    仕事の方向性について、実はゆみも分岐点にいて、その鍵を握るのはマスターの言葉でした。     「もうゆみちゃんは充分ご恩返しは出来たと思う。」と、マスター。    聞きたかったのはその一言でした。    だから何かから解き放たれて、進むべき道に灯りがさした夜でした。            朝から最終電車まで恵比寿イーネ・イーネ。盛りだくさんの一日でしたよ。                          

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