テーマ:毎日、一歩一歩。(2526)
カテゴリ:想いも一歩一歩
朝焼けに誓った・・・あの朝からちょうど1ヶ月の日付けの日記には、 その1ヶ月の想いをまとめておこうとして・・・なかなか書けずにいました。 でも、今から思うままに書いてみようと思います。 あまりにいろんなことをグルグル思いすぎて・・・ 毎日遠くの人に心の中で話しかけすぎて・・・ 全ては書ききれないくらいの想いが心にたまりました。 それを吐き出したら、楽になるわけではないけれど・・・ 考えたこと、わかったことを、自分のペースで自分の言葉で日記に書きながら、 いつか何かがわかるまでの期間、自分で自分を支えていこうと思います。 いつか相手が読んだ時に・・・「ゆみってやっぱり文章長すぎ!」って言うかな? まず今、ゆみがゆみに言ってあげられるひとつの答えは・・・ 朝焼けに誓ったのだから・・・ 朝焼けの中、覚悟したのだから・・・ ということです。 じたばたしても、どうしようもない。 結論はそこでした。 まずは、事故の知らせを受けたあの時すぐ、 自分が直感でわかっていたのです。 自分ですぐにちゃんと、しっかりと言葉にしていました。 2010年09月12日 朝焼けに誓う・・・朝焼けに祈る。 この日記の中で・・・書いています。 「あたしさ、これからこのことをずっと背負う人になったよ。」とゆみは言った。 ゆみは最初にちゃんと、このことがわかっていた。というか、決めていた。 逃げないで、真正面で、受け止めていこうとした。 ゆみという人間の生きるプライドにかけて・・・ ここでくじけたり、私には関係ございません、と言ってしまうのは、 今までの自分(たち)の生き方を否定することだから。 成り行きに任せて、ほうっておいて起きたことではなく、 ちゃんと考えて、苦しいことも乗り越えて歩いてきた結論の道の上だったから、 少なくともゆみは、「関係ないこと」として処理する気持ちにはまったくならなかった。 そんなに器用に立ち回れるくらいなら、最初からこんなことにはなっていないはず。 ゆみは、このことに正面から向き合いたい。 きちんと関わって、自分がちゃんと納得するまで、とことん見つめて生きたい。 そういうことを、ゆみは最初にもう直感で決めていたから。 朝焼けに誓うから・・・ 負けないゆみを誓うから・・・ そう書いたゆみの気持ちを、今一度、しっかり心に刻もう。 それはもしかしたら、相手のためじゃなく、自分のためかもしれないけど。 目覚めて葛藤した相手が、「ゆみがもう忘れてくれたら楽だ」と思ってるかも知れないけど。 それでもゆみは、自分がとことん納得するまで、この件を考え続けて生きようと思う。 そうしないと逆に、何かを納得できる境地には至らないから・・・。 この1ヶ月・・・大変だったよ。 本当に。心の中は…。 でもまずは、心の中まで話せる友達を、持っていたのだということに気づかされた。 二人のことは二人だけで、葛藤して処理して進んできたと思っていたけれど、 ゆみのほうには、相手に会ったことのある人たちもいたし、 節目ごとのいきさつを見てきてくれた友がいた。 正々堂々と話していないまでも、ゆみの生きていく中にその存在があることを 普通の話の中から、感じ取っていてくれた人もいた。 遠くにある存在が、実はゆみの活動力の源であることを、ちゃんとお見通しだったみたい。 今回、誰も、「忘れてしまえ」と言わないです。 そのことがとにかくゆみには不思議です。 忘れてしまえとか、関係なく暮らせとか言ったって、どうせゆみちゃんの心から その存在が消えてしまう日は来ない、って、誰もが思うのでしょうか。 ゆみの心は、誰かが出てきたから、前の誰かのことは忘れたり心から追い出せる、 という仕組みには、まったくなっておらず・・・ いったん大事ポケットに入ってしまったら、ずっとずっと大事。っていうゆみなのは、 きっとゆみの友達ならみんな知ってる。 本当に深く関わった人だけの限定現象で、極僅かしかいないんだけどね。 今回生徒会室さんが、まずゆみに言ったのは、 「ゆみちゃん、なんにも捨てちゃ駄目だよ。」でした。 「小さなものでも、全てかき集めて、全部大事にしていなさい。」って。 「メールも一個も消しちゃ駄目。手紙ももらったものも、お揃いのものも写真も 何もかも捨てずに大事にしておくんだよ。」 「それがきっと、これからのゆみちゃんを支えるから。」 それって、もう増えないと思うからなのかな?と思ったけれど、その言葉は嬉しかった。 こういうことを言ってくれる人には、きっとそれなりの経験があるんだろう。 全部処分しちゃえ、と言ったって、出来るはずもないゆみにとって、なんにも捨てないでいい っていうのは楽だよ。 そして逆に、「あれ、もらったはずだけど、今どこにあるんだっけ?」というものも 思い出して・・・ちょっとないがしろにしてた自分がいて笑っちゃったりした。 これは長丁場だから、いろんなもの拾い集めてリフレインさせながら歩こう、 と思いました。 そんなことを言ってもらって、なんとパソコンの中に保管して忘れてた、 「一番最初にもらったメール」まで発見してしまいました!! ゆみの日記をいつも読みに来てくれてる人の名前が気になって、読みにいってるうち、 その人の日記の続きがもっと読みたくなっていました。 お互いに日記を発見したのも不思議です。ゆみが先に足跡を付けたのかもしれない。 どこの誰かもわからないその人の日記にゆみは「心」を感じていました。 誰かを想うその気持ちの切なさに、同感できるものがあったから。 コメントでは言えないようなことが、ゆみの側にもあったので、私書箱メッセージに 応援の言葉を書きました。 そしたら、メールで返事が来た。2005年、10月18日のこと。 もう丸5年が過ぎた。 こんばんは、ゆみさん。 応援メッセージありがとうございました。 少しだけ自己紹介をしておきます。 私の本名は「○○」といいます。 ○○に在住しております。 こんな時に、いきなり本名や、住所を言う人なんて初めてです。 最初から、真っ向からの真剣メールでした。 ここでの想いの先はゆみじゃない人で、もちろんゆみも違う誰かのことを 想っていたわけで、だけどその想いの真剣さと不器用さが似ていた二人は ここから、気が付けばいつの間にか、メールのやり取りを楽しみにする二人に なっていきました。 発見されたファイルの中には125通のメールが入っていたよ。 この中にきっと、ゆみたちのドラマが始まっていくんだね。 偶然にもこのファイルの中の最後のメールは、24歳クンに贈ると言って書いてくれた コブクロの「YELL」の歌詞でした。 この最初の頃のメールは、2年後くらいにゆみが見たら、 他の誰かへの想いばかりが書いてあるので切なくなって、 かと言って大事なメールだから削除も出来ず、もう見ないつもりで封印したのでした。 今回の事故がなかったら、パソコンの中で埋もれていたと思います。 二通目からもう、すっかり「こんばんは、ゆみさん、○○です」と友達みたいになって、 苗字は知らない、名前で呼び合う二人のメールは続いていきました。 まさか、やがて日記に公開の元に会うことになるとは思わずに! 今はまだ、最初と最後だけで、全部は読み返していない。 でもどうしようもなく寂しくなったら、読み返しながら生きるかもね。 いつの間にか、自分たちのドラマになっていった過程を楽しみながら。 今はまだ、ゆみは何も出来ない苦しみを、なんとか紛らせて暮らしています。 勝手になんでも思っていていいのは、 何か事実が報告されてきたり、決定的に終わりが来るよりは全然楽です。 ゆみにもたらされる知らせが、 もしもゆみが望んでいるようなものでないのなら、ゆみにはその報告はいらない。 ゆみが待っているのは、その人の生の声の連絡だから。 自分自身の説明だから。 必ずいつか、本人から連絡が来る、とみんな言います。 どう考えてもこの場合は、それが普通だと。 今後のことはわからないけれど、まずは、無事を知らせる義務があると。 でもゆみはそれさえ、来るのかどうか不安です。 とても、深く深く、物事を考えすぎてしまう人だから。 いろんなことを考えすぎて、立ち止まって黙ってしまうから。 自分の気持ちより、相手の気持ちばっかり、察しようとしてしまうから。 でもさ、人間、人の気持ちはどこまで考えたって、100%はわからない。 だったら、自分の気持ち、一生懸命考えて、大切にして、 まずは、素直にそれを伝えようよ。 ゆみは、どんなことも受け止めるから。 考えるのは、それからでもいい。 迷路ならもう一度一緒に入ればいい。 もう本当に、一人で結論が出たのなら、それでもいい。 だけど迷ったら思い出してほしいことがあります。 「ゆみのことは、あきらめた」と言った日の気持ち。 自分で言ったその言葉の意味を覚えていますか? ゆみはね、本当に頑固で、納得しなければ言うことは聞かない。 人に言われたって、自分の気持ちに嘘はつけない。 そういうゆみに一番苦労をしたんだから、わかってると思う。 今回も・・・例外ではないよ。ゆみは、意地っ張りで、頑固だよ。 もう一度、あの日の気持ちを思い出して、「ゆみのこと、あきらめてよ。」 ゆみはゆみのまま、変わっていないまま・・・このまま生きていきます。 申し訳ありませんがコメントはご遠慮くださいませ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年10月30日 17時46分51秒
コメント(0) | コメントを書く
[想いも一歩一歩] カテゴリの最新記事
|
|