ハンマー&アート / Hammer&Art

2011/06/11(土)18:45

招き猫フィギュラの作り方 10

招き猫フィギュラ(12)

招き猫フィギュラの塗装も徐々に仕上げ段階に近づいてきました。 この段階では後回しになっていた細部に筆を進めます。 前回延長した耳の内部や目の辺り、顔の模様、首輪の細部など細かい部分は筆で描き込んでいきます。 アクリル絵の具をお汁状に溶いて細い面相筆で描いて行きますが、体毛の模様などもエアブラシで描けないような顔の部分も筆を入れて行きます。 モデルのフクちゃんの特徴である鼻の横の模様も写真を見ながら筆で再現。 塗ると言うより毛の一本一本を描いて行くような感じで線でトーンを付けて行く感じです。 エアブラシだけではメリハリが付かないので所々にシャープな線を入れたりするのですが、そこは上手く溶け込まさなければなりません。 グレー地に黒の鯖模様も黒の絵の具で毛のように見えるように所々描き込んだりします。 この後身体の毛の模様でグレーの部分から白毛の部分へ変わる境界もグレーの絵の具で毛一本一本が伸びてるような感じで描いて行きます。 目の部分はこの時点では目の回りの黒縁だけに押さえておきます。  手の肉球も描き込みますがピンク色で塗った後に肉球の周囲を少しだけ縁取りするような感じで汚し塗装をします。 首輪の模様が判りずらかったので新たにアップの写真を送ってもらい忠実に再現します。 肉球の飾りは猫ちゃんのお守りらしく透明な樹脂の中に入っていて、これをどのように再現しようかと思いましたが試しにアクリル絵の具のグロスパーニッシュを重ねて行き、固まると透明な樹脂の固まりが出来るのでこれを採用。 後に猫の透明な目を作るのに役立つのでした。 目は最後に画竜点睛を行う為残し80%くらい完成。 あとは目とヒゲをどのように処理しようかとアイディアを搾り出しながらこのプロセスの作業を終えました。 → 招き猫フィギュラの作り方 11 → 招き猫フィギュラの作り方 9

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