ハンマー&アート / Hammer&Art

2024/07/13(土)23:06

ゼロ戦を洋上迷彩にする・その6

プラモアート(114)

プロペラやキャノピー、ランディングギアなどを取り付け組み立てを完了とします。私は常々ゼロ戦のキャノピーがP-51Dのような水滴型キャノピーだったらどんなにカッコいいことだろうと思っていました。そこで今回どうせ現代の航空自衛隊の洋上迷彩にしたのですからキャノピーを水滴型にしてみようと、、、。完全な水滴型にするのは無理ですが、ゼロ戦の細かく張りめぐされたキャノピーの枠を削ってみました。タミヤの1/72ゼロ戦22型の場合キャノピーがオープンタイプとクローズタイプのコンパーチブルになっています。クローズタイプは失敗した時の保険としてとっておき、オープンタイプのキャノピーが2つに分かれているパーツでそれぞれ枠を削ってみました。 ルーターに目の細かいヤスリのビットを着けて慎重に削っていきます。ある程度削ったらスポンジヤスリの一番細かいマイクロファインで磨きます。当然磨くことで透明なキャノピーが白く曇ってしまうのですが最終的に光沢クリアを塗って修正します。今回光沢クリアをかなり薄めて塗ったのですがややボテっとした感じになってしまいました;汗、また多少枠の痕跡がわかるなど成功とは言えません。昔よくやったキットのキャノピーを元の型にして市販の玉子の透明ケースを熱して新たにキャノピーを作る方法、玉子の透明ケースを熱して成形するさい元の型を何かしらの台に固定する必要があり元の型のキットのキャノピーを犠牲にしなくてはなりません。クローズとオープンタイプのコンパーチブルなので前方のキャノピーが別パーツなのでこれも難しいかと、、、。 さてキャノピーを胴体に接着する際タミヤの流し込みタイプのセメダインを使ったのですが、これが文字通り流れ込んでキャノピーの内側に流れてしまいました!流れ込んで広がった部分が後から枠を塗る部分だったのでそのままに;汗、よほど剥がして保険でとって置いたクローズタイプのキャノピーに交換しようと思いましたが時すでに遅し、後部のキャノピーのパーツなどは完全に固着して取れませんでした。流し込みタイプのセメダイン便利で最近よく使うのですが要注意です。 ここまでで組み立てを終了、デカールを貼ります。デカールを見て嫌な予感がしたのが主翼に貼るフラップの位置を示す赤いライン、これまたスピットファイアの時と同じように細長いデカールです。結構プラモデルを作ってきた私でもこれを貼るのは大変難しく、デカールが台紙に乗った状態でずらして貼っても位置を修正するのに綿棒で動かそうにも簡単には動かない、無理に動かそうとすると細いラインのデカールが破けてしまうのです。ピンセットで持ち上げようものならデカールがめくれ返って裏面がねじれて表になってしまったり;汗、なんとか貼れましたがおかげで片方のラインの「ノルナ」の文字がめくれて何だか分からなくなってしまいました;泣。デカールが台紙に乗ってる時点で正確に位置を決めて貼るしかないのかも、、、。 それでもデカールを貼り終えてみると洋上迷彩の上の白枠の付いた日の丸、綺麗です。私はどうも旧日本軍の暗緑色の塗装があまり好きではなく、もし今後旧日本軍機を作るとしたら同じ暗緑色でも自分なりに解釈を加えて少し色味を変えてみたいと思います。そもそも洋上での潮焼けや塗料の褪色、変色があったはず。暗緑色を少し明るくしたり青味を強くしても面白いかも。 ​ 三菱 零式艦上戦闘機 二二型/二二型甲 (ZEKE) [零戦] 1/72スケール (85) タミヤ模型​

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