カテゴリ:工作
スペック的にはとても安いUSB 4CHオシロスコープを購入しました。
![]() 秋月電子でHantek 6254BD(30,800円)でした。 1CH利用時1Gsps、2CH利用時500Msps、3CHだと250Mspsで、バッファメモリも同様に 最大64KByteですが、3CH以上だと16KByteとなります。 事前にアプリをダウンロードして確認していて大体の使い勝手は分かっていましたが、いくら使い込んでもやっぱり使いにくいアプリでした。 一応SDKもあるので自分でアプリを作ることも出来そうです。 一番残念なのは計測した波形をデータとして保存/読み込みが出来ない事です。 また、Imageで保存メニューはありますが、BMP/JPGどちらも正常に保存できません。 (Ver2.2.6) バージョンによっては正しく動作するものもあるかも知れませんが、面倒なので確認はしていません。 取得した波形はスクリーンキャプチャで保存するのがよさそうです。 印刷機能を使ってPDFに保存する事もできますが、その場合カーソルは印刷されません。 言語選択に日本語はありませんが、テキストファイルとしてリソースが作成されているので、英語のリソースを元に、日本語化するのは簡単にできそうです。 試しにやってみました。 ![]() ショートカットも一応使えますが、フォーカスが設定項目等にある時は使えません。 結構いまいちなアプリです。 M5StackでCAN通信のデバッグに使ってみました。 マニュアルには記載がありませんが、CAN、UART、SPI、I2C等のプロトコル解析が出来るようです。 ![]() Pulseトリガはマニュアルにも記載がありますが、私には使い方が分からずトリガできませんでした。 想像では設定した幅でトリガ出来ると思ったのですが、うまくいきませんでした。 CANはBaudRateを正しく設定しないと解析できませんが、ちゃんと設定すると解析できました。 ![]() 前からBardRateがM5Stackの機種によって設定と異なる速度になるなぁと思っていました。 ロジアナでは見ていましたが、ロジアナでは波形をアナログ的に見られないので追及していませんでした。 ディスプレイ付きのオシロも持っていますが、今持っているものはプロトコル解析ができないので、ロジアナと併用する必要があり面倒なのでまだ見ていませんでした。 アナログ的にしっかり波形の幅を計測すると、M5StackGrayの速度が、設定の半分になっていることが分かりました。 設定で250Kbpsにすると、125Kbpsになっていました。 なので、500Kbpsに設定して、M5StackFireと接続するとちゃんと通信できました。 実はちゃんと通信できる前にも少し悩みました。 CANドライバを単純に接続するだけではちゃんとした波形が表示されず、付属していた抵抗を接続することでちゃんと波形が表示され、通信ができるようになりました。 ロジアナで見ていた時は、この微妙な波形確認ができなかったため、抵抗を入れる必要がある事に気が付けませんでした。 Logic Pro8も以前購入しようと考えたこともあったのですが、会社でLogic Pro16を使っていて、SINGLEトリガしかかけられなかったのと、アナログ帯域は狭く、おまけ的な機能なので、オシロスコープに特化した方が良いと思い、この製品を購入しました。 色々使いにくい点は多いですが、将来的にはアプリなんて自作してしまえば良いので、機能的に満足なので可能性を秘めていることからとてもよい買い物をしたと思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.06.27 23:06:30
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