2005/10/30(日)18:59
ソウル・ヤキモ記!(その15 カシオペアちゃんに取り囲まれる・・!@@;)
アックジョンからタクシーに乗った私達は、
お決まりの南大門に向かい、お決まりのホットックを食べ、
頼まれていたストラップやキムチを入れる容器などを買い、
再びタクシーに乗って、一旦ホテルに戻ろうとしたのだが、
運転手のおじさんが間違って行き過ぎてしまったので、
そのままキョボブンコ(大型書店)まで行くことにした。
「荷物持ったままで、平気?」
「うん、へーきへーき!」
さすがだ、友よ。
健脚で、力持ち。
飛脚の素質十分 な3人であった。
さて、例によってキョボブンコは私のリクエストだ。
前回は頼まれたピだったが、今回は自分の、
神話(シナ)のCDやDVDを買いたかったのだ。
日本版は高いが、韓国版なら約半額で買える。
私は持ってないCDを一通りカゴに入れ、DVDも入れた。
リージョンの関係で、買えるDVDは2枚だけだったが、
そのうち1枚が、セールで
22,000ウォン→14,500ウォン になっていた。
(なんて安いの・・・TT)
というより、日本が高すぎるのだ。
それにしてもDVDでこの価格はお得感があるなぁ・・!
せっかくなので他にも何か買っていこうと店内を見ると、
壁一面の東方神起 が・・・!
東方神起(トンバンシンギ:通称トンバン)は、
韓国では女子中高生に絶大な人気を誇る、
若くてカッコイイ男の子5人のグループで、
彼らの新譜が出たばかりのようだった。
このCDショップでは他にも、
フィソン、crazziquai project、SG Wanna Beなど
新譜を一斉にプッシュしており、そのどれもが
13,500ウォン→11,000ウォン にセール中! で、
もちろんトンバンもセール中!
(新譜なのにセールなんてすごいな~?@@)
と、思いつつ、ならばぜひ、この中から買いたい!と私は思った。
しばらくあれこれ手に取り、
crazziquai project(クラヅィクアイ プロジェクト)のジャケットが
可愛いのでそれにしようと思っていたら、
眼鏡をかけた、女子高生らしき女の子が隣に来て、
「おねえさん、東方神起がいいですよ、トンバンシンギ!いいですよ~」
と、強く勧める。
「うーん、でもこっちも聴いてみたいんだよね」
「こっちですよ、こっち!トンバン最高です!」
「そうねぇ・・」
そこへタカシがやって来た。
「私トンバン知らないんだけど、どんな感じ?」
「実は私もちゃんと聴いたことがないんだ」
「私、買ってみてもいいんだけど、買う?」
「いや、私こっちのクラジが聴いてみたいんだよね、前の良かったし・・」
「そうだねー、買ってもいいけど、聴いてみないとねー」
そこで彼女に試聴できないかと聞いてみたところ、
私達の手をぐいと掴んで、試聴コーナーまで引っ張って来てくれた。
「ちょっと聴いてみて下さい!これ!この3曲目がいいんですよ、
それからこれも!私が好きなのはこのLove Isで・・・」
そう言って彼女は、
早送りでオススメをバンバン聴かせ始めたのだが、
あまりにせわしなくて、良いんだか悪いんだかちっともワカラン・・@@;
「ちょ、ちょっと待って;さっきの、もいっかい聴きたいんだけど・・」
「これですか?」
「いや、もいっこ前の・・」
「これ?」
「そうそう・・・あ~これいいね♪」
「どれどれ?」 と、ヘッドフォンを当てるタカシ。
「あ~ほんと!うんうん♪」
「ノリノリでしょ♪」
「ノリノリだぁ~♪」
「ノリノリ??」
「あ~ノリノリっていうのはね、韓国語で何て言やいいんだ?
え~と、う~んと、つまり、こういう状態で・・・」
「ノリノリ」の意味をジェスチャーで教えようと、必死に奮闘する私。
それもオーバーアクションで、
しかもCDショップの店内で・・・;
タカシが試聴し、私が踊っている(?)間に、
彼女の友達数人がわらわらと集まってきた。
皆、手にトンバンの新譜を持っている。
「皆 ファンなの?」
「そうでーす!^^」
「誰が好きなの?」
「私は○○~!」
「私は△△!」
「いや、絶対□□がいいです!も~カッコイイ、ほんとにカッコイイ!」
しかし、○○とか△△とか聞いてもサッパリわからん私・・××;
そうだ、なんて言ったっけ?この子たちは・・・
「あなたたち、え~と・・カシオペア・・でしょ!?」
「イェ~~!そうです!カシオペアで~~す!!\(^0^)/」
「おぉ、これがカシオペアか~・・・!^^」
「カシオペア」とは、東方神起のファンの子達の総称である。
ちなみに神話のファンは「シナチャンジョ」という。
「カシオペアの応援カラーは何色なの?」
「パルガン(赤)!」
「私はシナファンだからオレンジなんだよ~」
「シナよりトンバンですよ!」
「シナは大人の魅力なのよ!」 ←ムキになってる;
「私はシナが好き~」
「え?誰がいい?」
「エンディ!」
「エンディ可愛いよねー!ウリ(私達)シナチャンジョだ!」
「ウリ カシオペアだ!」
いつの間にかタカシは、遠くからこの様子を傍観していたらしい。
私はまったく気付いてなかったのだが、
女子高生と大勢でワーワーキャーキャーはしゃいでいたため、
他のお客さんが何事かと集まって見ていたとか・・。
「なんかすごかったよ、
タレントでもいるのか?みたいに他の人も集まってきちゃって・・」
「ヒェ~そうだったのか・・><」
ハッ・・・もしかしてその状況、カシオペアちゃんに取り囲まれ、
私自身がトンバン状態・・・!?@@;
結局タカシがトンバンを買い、私はそれをダビングしてもらう約束をした。
高校生だと思っていた押しの強い女の子は実は中学生(!)で、
トンバンの新譜を買うと、
「こんどの土曜にある握手会の引換券がもらえるから!」と、
今買うように強く勧めてくれたのだった。
「私達、明日日本に帰らなきゃいけないから・・^^」
と、タカシがもらった引換券をあげると、
その子は「2枚になった!」と、大喜びして帰っていった。
ガールズパワーが強烈なのは、万国共通だ。
私とて、精神年齢は15歳のまま(のつもり)だけど・・・^^;
*トンバンの第2集「RISING SUN」
このハーモニー、歌の上手さ、ほんとに10代!?
韓国版でセール時11,000ウォン、買って損なし!!