2005/11/06(日)16:12
ソウル・ヤキモ記!(その17 流行通信byタカシ)
キョボブン、サムゲタンのお決まりのコースの次に待っていたのは
更にお決まりの、夜のミョンドン散策コースで、
また個々の商品チェックに余念がない我々であった。
ミョンドンは朝の開店が遅い分、夜が長くいつまでも通りがにぎやか。
女の子一人で歩いても危なくないのだ。
私達は、「屋台で飲もう!」ということになり、
空いた席に座ってビールとスンデ(腸詰め)を注文する。
屋台で食べる人でも、特に女性は皆、立ち食いでササッと食べて
立ち去る人が多い。
後ろのテーブルで飲んでるのは大体がおじさんで、
その中に混じっても違和感なく溶け込む私達というのは、
さすが、博多名物・屋台で鍛えた馴染みっぷりで、
自分達でもあっぱれだと思う。
(決してオヤジ化ではありません;)
飲みながら通りを眺めていると、
日本人観光客と地元韓国人の違いがすぐわかる。
「あれ、なんでだろう?不思議にわかるよね」
「客引きが声掛けるのも、必ず日本人ってわかってるよね」
「ファッションが違うもんね」
「どこら辺が?」
「流行がビミョ~に違う」
「ラインとか、形がビミョ~にね」
「色が違うでしょ、色が!!」
「うん、ハデ~~~!」
「オバチャマになればなるほどハデになるよ」
「そこら辺が、日本と逆だね」
「今年の流行りは、ああいうブーツなんだよね・・」
前を通った日本人を見ながら、唐突にタカシが言い出した。
「ああいうブーツって?」
「ホラ、かかとが食い込んだような・・」
「かかとが食い込む・・・??」
首をかしげる、マスオと私・・・???@@;
「かかとが食い込んだら、歩きにくいやん?」
「そうそう、痛いやん!」
「いや、違うって、そうやなくてさ、こげ~んなっとるんよ、こ~う・・」
「???」
人差し指をクネクネさせて、
「こげ~ん風に・・」と解説するタカシだが、
いまひとつ、いや、いまみっつぐらいワカラナイ??
私はバッグからメモ帳とペンを取り出す。
「ちょっと、絵に描いてみて、絵に!」
「だからさー、こんな風に・・・」
・・・・・・・・・
皆さんは靴(あるいは足)を描くとき、どの部分から描き始めるだろうか?
大体において、甲の部分やつま先から描き始めるのではなかろうか?
しかし、こやつは・・・
いきなり 垂直線を描き始めた んである。
「ハァ!?@@」
「なんやねん、コレ!ますますわからんって!」
「だから!!ココのコレが食い込んでて、これが流行で・・」
「コレがどこの部分?直線なんやけど?」
「かかとたい!」
「・・・・」
まさに目がテンとはこのことか?
このシュールな線のどこがカカト、いや人体の一部であることすらわからんが・・??
その後、
タカシに説明を受けながらマスオが大幅に加筆修正を加え、
出来上がった図がこれ(下図参照)である。
「で、これ、カカトが食い込んだらなんかいいコトがあるわけ?」
「足が細く見えるってさ!」
一応、意味があったのである、カカトの食い込みには。
今冬、要チェック・・・!?
*よく考えたら、カカトじゃなくて足首では・・?