てくてく★まうす

3.11、８年目
東日本大震災は大分前のことのように思えるけれど
被災地では、また復興工事が続いている。



津波は、今までの防波堤を越えているので、
古い防波堤の上から、さらに高く新しい防波堤が積み上げられている。



クレーンを使って運ばれている機械。
きっと、コンクリートを練る機械かな。



津波を堰き止めるための橋は、あの日破壊されて。
８年目にして、津波で破壊された施設が全てが撤去されていた。
車で道を通ると、土ぼこりが舞い上がる。



ちょうど、ショベルカーのある場所は河口付近になる。
周りに佇んでいるのが、古い防波堤。



そして、こちらは高田の風景。
どこまでも見渡せる広い土地。
これが、津波で流れた場所なんだ。

東日本大震災から８年が過ぎ、町並みが整ってきてはいるけれど
沿岸部は、まだ復興工事の真っ只中です。

この広い場所に、どれだけの人が戻るのだろう？
きっと、人口は減少しているよね。

被災地に暮らす人たちも８年の歳を重ねて高齢化が進み
人の手を借りて生活している人も多くなった。
被災地に住むおばあちゃんもその一人。

おばあちゃんを見て、いつも凄いと感じることがある。

最近は、食べる気力も失われてきている。
冷蔵庫には殆ど食べるものは無いのに
未だに、季節のめぐりには敏感で。。

洗面所に、転々と海草が落ちてあった。
きっと、磯に降りて採ってきたもの。

体力の落ちたおばあちゃんは、
皆に心配されると知っているから、食べる分だけ採ってくる。

被災して、８年体力も気力も衰えた。
けど、今でも出来ることを出来る範囲で楽んでいる。
きっと、これが生きる糧となっている。

90を越えているおばあちゃん、施設には知った顔が沢山。。
まだまだ先輩がいるらしいから凄い。。