遺品の整理。主人の使っていたもの全てが遺品です。処分、整理、・・・・整理しました。 主人は独身の時、ホテルのフロントで働いていました。黒のスーツで蝶ネクタイ、上背があり胸板もあつく同僚の中では一番でした。誰が見ても?私にとっては! そんなことで仕事以外は全くといっていいほど背広は着ませんでした。 30年たち今ある背広は礼服と娘の結納の時に購入したものだけです。 皮ジャンが2枚、1枚は20年以上着ていてポケット口など少し痛んできていて主人のお気に入りです。これは手放せません。主人との思い出が沢山つまっています。 もう1枚は5年ほど前に購入したのがあります。それは娘婿が貰ってくれたらと思っています。 洋服も主人が好んでよく着ていた物はとってあります、そして仕事着、これも処分できませんでした。1日でもいいからもう1度着せてあげたかった思いがあり大切に取って置きます。 主人が持っていた携帯。今は私が使っています。それまでは携帯が鳴ってもどうやって話したらいいのかさえ知らない私でした。 もうだいぶ角もはげて来て換え買え時と子供は言いますが持ち続けたいです。主人が亡くなって暫らくして分かったのですが主人が退院後家で自分で動画で歌を歌っているのを見つけたんです。その時は家族皆で泣きました。 カバンも財布も免許書もいつもの様にいつもの所に大好きな帽子と一緒においてあります。 いつになったら主人の事を涙なしで語れるようになるのかなぁー 何年かかるかなあー ずーつと無理かもね。 |