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カテゴリ:美術館・展覧会
先日のブログの続きです。上の写真は宮崎県立美術館裏の看板。 ”知られざるルノアールの物語”という副題が付けられたこの絵画展ですが、 中学生の頃からルノアールと印象派が大好きな僕は、 今まで知らなかった作品に出会えるという期待でいっぱい。 いざ覗いてみると・・・ 印象派の前身であるバルビゾン派に始まる作品群は、素描が多かったです。 特にドガの素描は、縦のハッチが特徴なんだという発見がありました。 またお目当てのルノアールは、晩年の丸いフォルムで赤が基調の女性像や、 1号くらいの小さな作品など、スタンダードなものから珍しいものまで、 確かに”知られざる”ものが多かったと思います。 それからルノアールが初めて描いた裸婦像は、モノクロに近いものであったという興味深い作品もあります。 後期印象派では、ゼザンヌやゴッホ、ゴーギャンなどが顔を揃え、 マティスやピカソもありました。 またロートレックの古典的手法の肖像画やローランサンの絵は、 美しさが際立っていてみどころだと思います。 それから思ってもみなかった収穫はユトリロの風景画でした。 不思議な雰囲気の路地をよく描いた彼の絵は、 独特のマチエールと色彩が魅力的でした。 この他にも「考える人」のロダンが描いた見事な素描や、 モネの代表作「ルーアン大聖堂」なども展示してあり、 絵画好きな人にはなかなか充実した内容だと思います。 興味がある方は是非、足を運んでみてくださいね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 27, 2006 10:49:43 PM
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