13・富山県09.8.26富山弁は関西弁の影響が強いです。特にイントネーションは殆どが関西の影響をうけています。 また、富山県は、県中部にそびえる呉羽山を境に、 呉東(県東部)と呉西(県西部)に分けられます。 この呉東と呉西で少し方言が異なります。 呉東に行くにつれ関東や東北のなまりが入って来ます。 呉西の方言は石川の方言に似ているかもしれません。 私は、呉東と呉西のまんなかの富山市で生まれ育ちました。 なるべく富山全域で使われていると思う方言をチョイスしてみました! ***** 富山弁で憲法前文 -------------------------------- 日本国民っちゃ、正当に選挙された国会の代表のっさんを通じ ていのいて、 おらっちゃと、おらっちゃのこどんどもやまごどものために、 ほかの国民のっさんらと仲良うして得られる成果と、 おららの国全土にわたって、自由がもたらす恵沢を確保し、 政府の行為によって、もうともおっとろしい戦争をせんよう決 意して、 ここに、主権ちゃおらっちゃ国民に存ることを宣言して、この 憲法を確定すっちゃ。 そっこさ国政っちゃ、国民の厳粛な信託によるものやから、 その権威っちゃ国民にあって、 その権力っちゃ国民の代表のっさんがつかうがだし、 その福利っちゃ国民にあたるが。 これっちゃ、人類のなーん変わらん原理に基づくものながやと 。 ほっで、この憲法も、この原理に基づいとるもんなが。 おらっちゃは、これに反しとる一切の憲法、法令、詔勅は排除 することにすんが。 日本国民ちゃ、ながさし続く平和を願っとっし、 人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚しとるから、 平和を愛しとる、でかいとの国民のっさんの、 かたがっとらん公平な考えと、人をだまくらかさん誠実な心を 信頼して おらっちゃの安全と生存を保持していかんまいけと決意したが 。 おらっちゃは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上 から永遠に除去しようと 努めとる国際社会で、名誉ある地位を占めたいと思っとんがや ちゃ。 おらっちゃは、どこの国のっさんも皆、えらいおっとろしい事 とひもじい思いから免かれ、 平和に生存する権利をもっとることを確認すっちゃ。 おらっちゃは、どこの国のっさんも 自分の国のことばっかしに専念しとって、他の国のっさんらを 無視したらいかんがで、 政治道徳の法則ちゃ、なーん変わらんものやから、 この法則に従うことちゃ、自国の主権を維持し、 他の国のっさんらと対等関係に立たうとする各国の責務である と信じっちゃ。 おらっちゃ日本国民は、国家の名誉にかけ、 なまくらせんと、なごなっとらんと、だらにならんと 力一杯この崇高な理想と目的を達成することを誓うちゃ。 -------------------------------- 訳者:しょわしない子さん (20代女性)&お父さんとお母さん。 |