持ってく候補 その9
色々、書き綴ってきた「持ってく候補」シリーズ。釣れない理由を考えるいい機会になります。今回のルアーはシマノのバンタムトリプルインパクトです。いわゆる2代目です。初代トリプルインパクトは私の経験から申し上げるととにかく川バスに強かったです。小貝川で夕まずめに抜群の結果をもたらしました。初代は55mmから140mmまでサイズがあり、ジョイントまであってバリエーションが豊富でしたが、2代目は120mmのワンサイズのみ。腹のフック2本で、ケツのヒートンにはステンレスペラとデルタプレートが装着されています。旧タイプもアピール強めでしたのでこいつに食いつく魚はやる気満々の魚が飛びつくので、まず出たらミスバイトは記憶にありません。だから、サイズによってはケツにフックがあって、ペラが無いものもありますが、圧倒的に釣果は120mmが良かったですね。ただアピール強すぎで、房総の池ではほとんど出ません。しかし、旧型は早巻きになるとバランスを崩し、泳ぎが破綻することがありましたが、2代目はなかなか考えて作り込まれています。まず、バランスを取るのに、ペラの回転方向が向かって右周りなので、ケツのヒートンの取り付け角度が進行方向に向かってワザと左に傾けてあります。これが高速で巻いても泳ぎが破綻するのを防いでくれているようです。岩盤に強打したりすると、ヒートンが曲がる可能性があるので、セッティングがピーキーなルアーは取り扱いを慎重にする必要があります。旧トリプルインパクトは過去、リップを2回破壊してますし、ケツのヒートンも使用頻度が高いと曲がる事も多々あり、調整が必要です。今年は川バス開拓も出来たらいいな〜(笑)