初代フィット&2代目フィット
ホンダフィットに乗り換えることになりました。2007年~2014年が赤の初代フィット。2015年~現在までが2代目青のフィット。シティの後継機種はロゴ、ロゴの後継機種はフィットという変遷をたどっています。つまり、結局コンパクトカーに戻ったってことはあんまり成長してないってことか~?俺は?(笑)でも、車は自分の生きるその年代のニーズや用途に合わせて変えてもいいと私は思っておりまして。。両親の高齢化、子供たちが高校、大学と進学するに従い家族4人におじいちゃん、おばあちゃんと一緒に出掛ける・・・ということが段々無くなってきます。もう、ステップワゴンじゃないんだよな~。でも私は釣りに行く時の足に、家族の買い物の足に、車は必要です。ロゴは悪くはないけど、正直、古い車です。どんなに頑張ってもリッター19㎞しかいきませんでした。燃費が良くて、家族4人が乗れて、荷物もソコソコ載せられてそこで浮上したのがフィットでした。友人の評価も高くて、中古の赤フィットを手に入れることになりました。そしてこの車を手に入れる前に私は人生の大きな岐路に立たされることになりました。単身赴任を終えたのが2007年3月。私は同じ会社に居ながら、全く新しい職種にチャレンジすることになりました。会社から2つの選択肢を突き付けられました。①今までと同じ直接金融のオペレーション業務をする。②公募制度を利用してクレカ部門の営業職にチャレンジする。今と同じ職種にしがみついていても・・・このままいくと会社のリストラの波に揉まれ、徐々に閑職に追いやられていくことは目に見えていました。リストラは会社の生産性向上は企業存続のために絶対に必要なことですからね。マンパワーをいかに省くか?または違うリソースに配置転換するかはどこの企業もやっています。じゃあ、私が企業で生き残るだけの価値はあるのだろうか?当時、そこまでは実は考えていませんでしたけど(笑)私はどちらかと言うとオペレーション業務?言い換えるとルーティーンが実は苦手です。単純作業が延々と続くことにとても違和感を感じます。それを感じたのは学生時代、日産の部品工場でアルバイトをしていた頃に感じていました。広い工場の在庫から注文書通りに部品を集めてきて、梱包して出荷ラインに流す。来る日も来る日もこの単純作業が繰り返されました。「将来、こんな仕事だけは嫌だな」そこで働いていらっしゃる方には誠に失礼ながら・・・本当にそう思いました。片や、夜の水商売のバイト先のマスターに「次を予想しながら仕事を進めろ」という言葉は今でも活きています。だから人と接する仕事に関心を持っていました。しかし、漫画ばかり描いていたオタクにはその当時、接客をてきぱきこなすだけのボキャブラリーも気の利いた話など出来る訳もありません(笑)「すげ~難しい事言うな~この人」くらいにしか感じていませんでした。ノンバンクで実際に接客する仕事に20年以上携わり自分が何で20年もこの仕事を続けられたのか?考えた時にその緊張感だとか、相手との言葉の応酬が自分を成長させているという実感が徐々に身についてきたと感じるようになりました。ま、裏を返せば、「ぶっつけ本番が好き」なんだろうけど・・・。その時、迷うことはありませんでした。②の公募にチャレンジすることを決めました。こんなチャンス滅多にないことです。どうしてこんなチャンスを頂けたのか?退職して既に11年が経過してしまったので分かりません。その当時の上司が「こいつなら使えそうかな?」くらいだったのでしょうか?もちろん、この公募で必ずしも合格して将来が約束されているわけではありません。このたった一つしか用意されていない席に複数の人がチャレンジすることになります。チャレンジに失敗すると①のオペレーション業務が待っているわけです(笑)結果的に私は合格しました。たった一つしかない椅子取りゲームに勝ったことになります。サラっと書きましたが、このチャレンジ用にプレゼン資料を作り、事前準備をいろいろしましたけどね(笑)とにかく新しい職場は、今までとは全く違う職種。「待ちの営業」から「攻める営業」個人相手が法人、しかも歯科医師。何もかもが初めての経験でしたが2007年~2009年までの外周りの営業が自分の性に合っていることを気づきました。そこから2年連続で9人の営業マンの中で売り上げは1位をキープしてしったことが自分の実力だと「大きな勘違い」であることにも気づかずに(笑)その後、生命保険の営業マンへの転身を決意させるのでありました(笑)2009年10月~2010年9月の丸1年間、失業保険を満額もらって、釣り三昧の生活をした時期でもありました。自分の意思で決めた転職でもあり、これが最後の仕事で、最後までやり抜こうと決意した時期でもあり、(妻は何でそこまでこの仕事にこだわるか?と言うけれど(笑)理由はカンタンです。「一生、担当します」という約束を守っているだけ(笑)保険営業マンは97%が転職、離職していきます。つまり、生き残っている生保営業マンはたった3%なんです。自分のポテンシャルを維持するために・・・保険大学を全て受験してトータルライフコンサルタントやファイナンシャルプランニング技能士という資格を取った時期でもあり、会社以外の人間とのかかわりの中で損したり、でもそれは自分の勉強のための授業料だったと悟った時期でもありました。実際、学生時代よりも勉強しているかも(笑)実はこの10年間・・・「もう駄目か~」とくじけそうになった時期もありましたがフィットは低燃費で私の生活と釣り人生をサポートしてくれました。埼玉~房総のサルさの近所の池まで往復170㎞。フィットならリッター20㎞走ってくれるのでガソリン代は1,000円です(笑)ホント助かってます。そのフィットともそろそろお別れの時が近づいてきました。