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Cさんの結婚パーティでは、もうひとつうれしいことがあった。
一緒に行くことにしたかつての同期との久しぶりの再会というお楽しみがあったのだ。

一緒に行くことにした彼女は、同期とは言え一緒に仕事したのはたった数年のこと。
正確に言えば、一緒に飲んでばっかりいたけれど一緒に仕事したのは数回だったんじゃぁ・・・(笑)

私が入社した頃はバブル後半。まだまだ就職戦線もゆるゆるで、会社がアクシュミだったのか冒険心旺盛だったのか、よくもまぁこんな変人ばっかりこぞって採用したよな~と自他共に呆れるほど個性豊かな同期が100人以上いた。
彼女との初対面は忘れもしない、入社式があった都内ホテルのロビーにて。彼女が可愛かったので私がナンパしちゃったのだ(笑)(そのときに彼女の隣にいたのはCちゃんだったなぁ)
彼女は可愛いのに手厳しいところがあってなかなか落とせないんだが(笑)、ワタクシなんとか「お友達から」までこぎつけた。

社会の空気を吸い始めたばっかりのとんがり新人の私たちは、男女関係なく同期でしょっちゅう飲んでた。
お金がないので酒屋で買い込んだアルコールを狭いワンルームの同期の部屋に大量に持ち込んで・・・・座る場所がないほどいっぱいにたむろして、くだらない話しもいっぱいしたけど、未来について熱く語り合うこともしょっちゅうだった・・・

そんなふうに同期全体が仲もよかったのだが、彼女は私にとっては特別で、私は彼と別れるたびに彼女んところで飲むのが定番になってた時期もあったっけ(爆)
新人の頃にホントに手痛い失恋をしたときは、どういう流れだったからか今となってはもう忘れちゃったのだが(スマン)私は彼女の部屋で眠らせてもらった。
彼女が私をひとりにしてくれて、私は彼のことを思いながら壊れた涙腺ひらきっぱなしにして・・・・枯れるほど泣いてから、それからやっと1人で立ち上がれて・・・・泣かせてもらえた、なんてこともあった。
別の彼と別れたときは、彼女のところに泣きつきに行って、近くの居酒屋でベロンベロンになるまで飲ませてもらって、気が付いたら彼女のマンションの玄関先で寝てたことも・・・(あとで聞いたらこれ以上動かしようがなかったのでそこで寝かせておくことにしたらしい(笑))

彼女はその頃転職をし、私たちは同僚ではなくなった。
私は私でそのあと結婚・出産と続いて自由度が低くなり、気が付いてみれば何年に一度しか会えない仲になってしまった。
メールすら遠のいてしまっていたこともあったから、最近復活したメールのやりとりは(彼女が子供を生んだことなんかがきっかけになったかな)それはそれで進歩(笑)だったんだが、それでもメールには書けないこともあって、ある意味さらっとしたやりとりが続いていた。

それでも彼女がことさら遠くなったわけでもないし。
もうふたりとも大人どころか、いいオバチャンになっちゃったわけだし。
それが普通かな、なんて思っていたのだけれど。

会ったとたん、全然違う空気になった。
二人で会うのは、今日が何年ぶりになるのか簡単に思い出せないほどブランクがあいていたのに、なんつうか、たとえば二人で肩並べて歩くときに知ってるんだよね。お互いの位置というか、歩くテンポとか。
目を合わせるタイミングだって、つっこむテンポだって、なんにも考えずに出来る。
あまりに居心地がいいもんだから、昔みたいにしゃべりたいこと散々しゃべって、んでもって、また明日会うような顔して「じゃ!」って帰ってきちゃった。


会ってから15年もたって、そのうち、何年一緒にいたかって考えるとたいしたことないんだけど、15年間ずっと大事な友達だったんだって改めて感じちゃったりした。

自分がすごく幸せな人間だと感謝したくなった再会だった。



※テーマをプチハッピーにしたけど、プチじゃないデス~





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Last updated  2005.10.31 05:45:03
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